サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ペスコベジタリアン食によるがんリスク低減効果:メタ解析 [2016年10月25日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ベジタリアン食と、乳がん、大腸がん、前立腺がんリスクとの関連を調べた系統的レビュー/メタ解析が、イタリアのグループ(Azienda Ospedaliero Universitaria)から報告されていました。
(J Hum Nutr Diet. 2016 Oct 6.)



一般に、

植物性食品を中心とするベジタリアン食では、

抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。



今回の研究では、

ベジタリアン食の摂取と、乳がん、大腸がん(結腸がんと直腸がん)、前立腺がんとの関連について、

前向きコホート研究の系統的レビューとメタ解析が行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Pubmed とEMBASE)


ベジタリアン食、セミベジタリアン食、ペスコベジタリアン食と、非ベジタリアン食を比べた前向きコホート研究が検索され、

それぞれのがんとの関連が調べられています。


合計9報がメタ解析の対象となりました。

6報のコホート研究では、

686 629 名の対象者, and 3441名の乳がん, 4062名の大腸がん(結腸がん・直腸がん)、 1935名の前立腺がんが解析されています。


まず、全般的な解析では、

いずれのがんに関しても、

非ベジタリアン食と、ベジタリアン食との間に有意な相関は認められませんでした。

次に、

各ベジタリアン食の層別解析では、

大腸がんについて、

非ベジタリアン食と比べて、

セミベジタリアン食の摂取群では、14%有意に低く、
(RR = 0.86, 95% CI = 0.79-0.94; I2 = 0%, Pheterogeneity = 0.82)

ペスコベジタリアン食では、33%低いことが見出されたということです。
(RR = 0.67, 95% confidence interval = 0.53, 0.83; I2 = 0%, Pheterogeneity = 0.46)




以上のデータから、

前向きコホート研究に基づく今回のデータでは、

セミベジタリアン食やペスコベジタリアン食による抗がん作用が示唆されます。




これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。



ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用




ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析



なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



DHC発芽玄米



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エクストラバージンオリーブオイル



ところで、最近の研究によって、糖質制限食・低炭水化物食よる減量・ダイエット効果や2型糖尿病での血糖コントロール改善効果が明らかとなっています。


また、
植物性たんぱく質および植物性脂質による心臓病リスク低減作用が知られています。



医学的に適切ではない糖質制限食のパターンとして、「糖質制限食・低炭水化物食では、‘焼き肉・ステーキ’食べ放題」があります。
動物性たんぱく質や動物性脂質の過剰摂取は、心血管疾患リスクを高めることが懸念されます。


植物性食品をベースにした糖質制限食・低炭水化物食による体重と脂質代謝への効果として、

エコアトキンスダイエットの減量と脂質代謝改善作用



といった研究もあります。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。





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