サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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緑茶エキスにより大腸腺腫リスクが58%低下する [2017年02月24日(金)]
臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶サプリメントによる大腸腺腫リスク低減効果を示した臨床研究が、韓国のグループ(Seoul National University)から報告されていました。
(Clin Nutr. 2017 Jan 29.)


緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。


今回の研究では、

韓国において、

緑茶サプリメント摂取による、大腸腺腫や大腸がんリスクへの影響が検証されました。



具体的には、

大腸内視鏡により大腸腺腫の切除術を完了した176名を対象に、

・緑茶サプリメント摂取群:88名
(1日あたり0.9gの緑茶抽出物含有サプリメントを12ヶ月間摂取)

・偽薬摂取群:88名

の2群について、12ヶ月間の介入試験が行われ、

フォローアップとして
143名(対照群71名、サプリメント投与群72名)
に大腸内視鏡検査が行われています。


解析の結果、

143名のエンドポンととしての大腸内視鏡検査において、大腸ポリープ/大腸腺腫が見出された被験者の割合は、

偽薬群では、
42.3% (71名中30名)
であったのに対して、

緑茶サプリメント投与群では、
23.6% (72名中17名)
でした。

緑茶サプリメントでは、偽薬群と比べて、
大腸腺腫/ポリープの発症リスクが、58%低下という結果です。
(RR, 0.42; 95%CI, 0.21-0.87)


また、
大腸腺腫の再発数は、

偽薬群に比べて、

緑茶サプリメント投与群では、

有意に減少していました。
(0.7 ± 1.1 vs. 0.3 ± 0.6, p = 0.010)


なお、

BMI、食事摂取量、血中脂質指標、空腹時血糖値、CRPには、両群間に有意差は認められませんでした。




以上のデータから、

緑茶エキス含有サプリメントによる大腸腺腫/大腸ポリープのリスク低減作用および再発リスク低減作用が示唆されます。



緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。


緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析



緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 



コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下



緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者



緑茶による高齢者での認知機能改善効果



緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用



緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用





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