サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年11月  >
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事
アロマセラピーが化学療法に伴う副作用を軽減する [2017年04月26日(水)]
今月のがん看護学の専門ジャーナル(電子版)に、アロマセラピーのマッサージおよび芳香により、がんの化学療法の副作用が軽減したという臨床研究が、トルコのグループ(Hacettepe University)から報告されていました。
(Cancer Nurs. 2017 Apr 20.)



がんの化学療法/薬物療法の施行時に副作用として、悪心や嘔吐が発現します。(chemotherapy-induced nausea and vomiting;CINV)


現在では、催吐のメカニズムが解明され、医薬品も開発されていますが、

患者にとっては、苦痛を感じる代表的な副作用です。



がんの統合医療の分野では、CINVに対して、鍼治療の有用性が確立しており、米国ではがんセンターでの鍼治療が行われています。

また、安全性の高い補完療法として、アロマセラピー(芳香療法)の有用性も示唆されてきました。


さて、
今回の研究では、

CINVとしての急性の嘔気・嘔吐に対して、アロマセラピーマッサージおよび芳香療法の有用性に関する予備的な検証が行われました。


具体的には、

乳がん患者75名を対象に、

・アロマセラピーマッサージ施術群:25名、
(フットマッサージを20分間)

・アロマセラピーの芳香療法実施群:25名、
(3分間の芳香の吸入を、化学療法施行前に実施。2回目、3回目、4回目の化学療法前)

・対照群:25名
(通常治療群)

の3群について、

悪心や嘔吐に関して、

VASスケール、嘔吐の回数、悪心の回数が評価されています。



解析の結果、

3回目および4回目の化学療法施行に伴う悪心および嘔吐の回数は、

対照群のほうが、他の2群よりも有意に高くなっていました。
(P < .001)


また、
これら2回では、

悪心および嘔吐の回数は、

芳香療法の吸入群よりも、

アロマセラピーマッサージ施行群において、有意に減少していました。

(P < .001)


その他、

悪心の重症度は、

対照群に比べて、

アロマセラピーの2群では、3回の化学療法施行時のいずれでも、有意に低下していました。
(P < .001)



以上のデータから、

がん薬物療法/化学療法の副作用としての悪心および嘔吐に対して、

アロマセラピーマッサージ、および、芳香療法としてのアロマセラピーの有用性が示唆されます。


アロマセラピーは安全性が高い補完療法ですので、広く適応ができると思います。

香りの好みには個人差がありますが、一般に、悪心や嘔吐に対してはショウガ精油が用いられます。





なお、
日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、補完療法としての利用の際には、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。





最近の研究では、


アロマセラピー+マッサージによる乳がん患者のQOL改善作用




アロマセラピーによる認知症改善作用



アロマセラピー(芳香療法)による認知症高齢者での睡眠障害改善作用



ベルガモット精油アロマセラピーによるストレス軽減効果




月経困難症に対するアロマセラピーの効果




アロマセラピーによるストレス軽減効果:メタ解析



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。




------------------------------------------------------------------
DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。

地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



DHCが日本のサプリを健康にします。


「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】



【健康食品FAQ】


DHCが第1位@利用している(利用したい)メーカー(経産省の調査)

------------------------------------------------------------------

posted at 23:56 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/3998
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る