サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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プロバイオティクスによる妊娠糖尿病での内分泌代謝改善作用:メタ解析 [2017年05月09日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、妊娠糖尿病において、プロバイオティクスによる内分泌代謝改善作用を示したメタ解析が、オーストラリアのグループ(Monash University)から報告されていました。
(Nutrients. 2017 May 5;9(5).)


先行研究では、妊娠糖尿病でのプロバイオティクス、シンバイオティクスの有用性が示されています。

妊娠糖尿病での乳酸菌の有用性


妊娠糖尿病に対するプロバイオティクスの有用性



今回の研究では、

妊娠糖尿病において、

プロバイオティクスによる糖代謝及び脂質代謝への働きが検証されました。


具体的には、
ランダム化比較試験を対象にした系統的レビューとメタ解析として、

7種類のデータベースを用いて、

2001年から2017年の間に収載された、6−8週間以上の介入を行った妊娠糖尿病に対するランダム化比較試験(RCT)が抽出され、


質の高い4報のRCT、被験者288名のデータがメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、
妊娠糖尿病での乳酸菌の摂取は、

空腹時血糖値
(Mean Difference = -0.13; 95% CI -0.32, 0.06, p = 0.18)

LDL-コレステロール値
(-0.16; 95% CI -0.45, 0.13, p = 0.67)
には有意な影響は示されませんでした。


次に、
インスリン抵抗性(HOMA-IR)では、

乳酸菌摂取により有意な改善作用が見いだされています。
(-0.69; 95% CI -1.24, -0.14, p = 0.01)


その他、妊娠中の体重増加、出産方法、新生児アウトカムの指標に関して、乳酸菌群と、対照群との間に有意差は認められませんでした。

なお、
乳酸菌摂取に関して、有害事象は見いだされていません。


以上のメタ解析から、

妊娠糖尿病において、

プロバイオティクスの6−8週間の投与により、

インスリン抵抗性の改善作用が示唆されます。



プロバイオティクスは、整腸作用や免疫調節作用、内分泌代謝改善作用など多彩な機能性が示されており、かつ、安全性も高いことから、

妊娠糖尿病に対する補完療法としても有用と考えられます。


今後、各自の腸内フローラに応じた、至適な菌種や摂取方法の検証が期待される分野です。




乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖



生菌ケフィア



DHC自分でつくるケフィアヨーグルト



複合サプリメント(グッドスルー)




などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。






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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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