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マグネシウムの摂取が多いと日本人男性の心臓病リスクが低下:JPHC研究 [2017年09月15日(金)]
臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、日本で行われた多目的コホート研究(JPHC研究)において、日本人男性では、マグネシウムの摂取が多いと、心臓病リスクが低下するという関連が報告されていました。
(Clin Nutr. 2017 Aug 12.)

マグネシウムは、必須ミネラルですが、近年、摂取量が減少しています。

先行研究では、次の報告があります。

マグネシウムによる高血圧改善作用:メタ解析



今回の研究では、

日本人において、マグネシウムの摂取と、脳卒中と心臓病リスクとの関連が検証されました。


具体的には、
多目的コホート研究(JPHC研究)の一環として、

85,293名の日本人(開始時に45−74歳で、心臓血管疾患やがんを有していない被験者を対象に、
(コホート1は1995年、コホートUは1998年開始)


それぞれ
2009年と2010年までフォローアップが行われ、

食事からのマグネシウムの摂取と、
(138項目の食事調査により)

疾患リスクが調べられています。



1,305,738患者年のフォローアップ中、

4110例の脳卒中、

1283例の心臓病、

が見出されました。


解析の結果、

マグネシウムの摂取が、5分位で最高群と2番目に多い群では、

心臓病リスクがそれぞれ、
34%低下、
(0.66, 0.44-0.97)

30%低下という相関が認められたということです。
(0.70, 0.50-0.99)
(P for trend = 0.036)


また、

5分位で最低摂取量の男女に比べて、

第3分位の摂取量の女性では、39%のリスク低下が認められました。
(0.61, 0.39-0.96)

なお、
脳卒中リスクと、マグネシウムの摂取との間には相関は示されていません。


以上のデータから、

日本人男性において、

マグネシウムの摂取が多いと、心臓病リスクが低下することが示唆されます。



先行研究では、次の報告があります。


マグネシウムが糖尿病のリスク低下に有用:メタ解析




マグネシウムによる高血圧改善作用:メタ解析




マグネシウムが女性の健康寿命を延長する 


国民健康栄養調査では、マグネシウムやカルシウムといったミネラルの摂取不足が示されています。


DHCでは、カルシウムマグサプリメントをお勧めしています。


カルシウム/マグ

1日3粒あたり
カルシウム360mg、
マグネシウム206mg、
ビタミンD(ビタミンD3)〈88IU〉2.2μg、
CPP(カゼインホスホペプチド)9.7mg




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
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