サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2020年03月  >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
青少年でのダイエタリー・サプリメントの乱用や誤用についての米国からの報告 [2018年01月24日(水)]
小児薬理学研究の専門ジャーナルに、青少年におけるダイエタリー・サプリメントの乱用や誤用に関する報告が、米国のグループ(University of Maryland Medical Center)から報告されていました。
(J Pediatr Pharmacol Ther. 2017 Nov-Dec;22(6):385-393.)



ダイエタリー・サプリメント(サプリメント、いわゆる健康食品)では、一日あたりの摂取目安量がパッケージに明記されています。

一方、
米国では、
レクレーション的な利用、ボディイメージ/体系への懸念、気分感情の高揚、あるいは医薬品のコントロールなどのために、

目安量を守らないなど、乱用や誤用が、青少年の間にあるのでは、との懸念があります。

乱用や誤用では、過剰摂取や目的外使用による有害事象や健康被害が生じるリスクもあります。


そこで、

今回の研究では、

米国の中毒センターに報告された、青少年での4種類のダイエタリー成分の乱用や誤用に関するデータから、実態が検証されました。

具体的には、

ガルシニア
(Garcinia cambogia),

ガラナ
(Paullinia cupana),

サルビア、
(Salvia divinorum),


セントジョーンズワート
(Hypericum perforatum)

の4種類について、

2003年から2014年の間の青少年での乱用や誤用に関するケースが全国中毒データシステムから調べられています。


解析の結果、

合計84例のケースが見出されました。

内訳は、
ガルシニア7例、

ガラナ28例、

サルビア23例、

セントジョーンズワート26例

です。


性別では、
ガルシニアは、全員が女性でした。

(※ガルシニアのダイエット/減量効果は、メタ解析でも示されています。)


滋養強壮のガラナやサルビアでは、男性の割合が多くなっています。
(それぞれ61% versus 36% and 91% versus 9%)


サルビアでは、誤用よりも乱用の報告が多いとされました。

また、

乱用は、

女性よりも男性で有意に多くみられました。
(p <0.001)


これらのケースは、期間を通じての変動が見られましたが、

2010年以降は、症例が減少傾向でした。
(例外はガルシニア)



次に、乱用や誤用による有害事象の重症度ですが、
62例(73.8%)では、

アウトカムはマイナーであるか、特に作用がないもの、非中毒性、あるいは最低限の中毒性
でした。


臨床所見が最も見られたのは、

ガラナとサルビアでした。

治療施設は、

救急部が33名
(n = 33; 39.3%),

非医療施設が24名
(n = 24; 28.6%),

ヘルスケア施設への入院が8名
(n = 8; 9.5%)

その他/不明が19名
(n = 19; 22.6%)

でした。


以上のデータから、

論文著者らは、

青少年におけるこれらの代表的なダイエタリー・サプリメントの誤用や乱用は稀であり、

アウトカムはマイルドであること、

乱用/誤用のアウトカムに関する研究がさらに必要であることなどを考察しています。



サプリメント・健康食品は、安全性/有効性/経済性(費用対効果)の点から自分の状態にあった製品を選び、適正に使用することで、健康増進や健康寿命延伸への有用性が確立しています。

ただし、青少年による乱用や誤用は問題外ですので、

サプリメント・健康食品の適正使用に関する啓発がさらに必要と考えられます。



------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------

posted at 23:52 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/4306
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る