サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンD3サプリメント+減量によるインスリン抵抗性の改善@肥満者 [2018年03月08日(木)]
帰宅時、結構雨が降っていました。
先日の春一番のときよりも、風は強くなく、交通機関も順調ではありましたが。


さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の肥満研究の専門ジャーナルに、肥満者において、ビタミンD3サプリメントと減量の併用によるインスリン抵抗性改善作用を示した臨床研究が、イタリアのグループ(Catholic University of the Sacred Heart)から報告されていました。
(Obesity (Silver Spring). 2018 Mar 4)



今回の研究では、

低ビタミンDの状態の過体重/肥満者において、

低カロリー食と、ビタミンDサプリメントとの併用によるインスリン感受性への作用が検証されました。


具体的には、

ビタミンD不足であり、かつ、BMIが25以上の過体重/肥満者18名を対象に、

二重盲検法によって、

・低カロリー食+ビタミンDサプリメントの経口投与(25,000 IU/週)

・低カロリー食+偽薬投与群

の2群について、3ヶ月間の介入が行われ、

介入の前後でインスリン感受性が調べられました。



解析の結果、

まず、介入後には
両群とも体重の有意な減少を示し、
(-7.5% in the vitamin D group and -10% in the placebo group; P&#8201;<&#8201;0.05 for both)

両群間での差はありませんでした。

次に、

血中ビタミンD値(25-OHD値)は、

ビタミンD3サプリメント投与群において、

有意な上昇を示しました。

(from 36.7&#8201;±&#8201;13.2 nmol/L to 74.8&#8201;±&#8201;18.7 nmol/L; P&#8201;<&#8201;0.001)


また、インスリン感受性は、

ビタミンD投与群では有意に改善したのに対して、
(from 4.6&#8201;±&#8201;2.0 to 6.9&#8201;±&#8201;3.3&#8201;mg&#183;kg-1 &#183;min-1 ; P&#8201;<&#8201;0.001)

偽薬群では有意な変化は示されませんでした。
(from 4.9&#8201;±&#8201;1.1 to 5.1&#8201;±&#8201;0.3&#8201;mg&#183;kg-1 &#183;min-1 ; P&#8201;=&#8201;0.84).


以上のデータから、

ビタミンD欠乏の過体重/肥満者において、

低カロリー食の食事療法に、ビタミンD3サプリメントの併用投与によって、

インスリン感受性の改善作用が示唆されます。



近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。

例えば下記の研究があります。

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


線維筋痛症患者はビタミンDが低値:メタ解析


ビタミンD不足が腰痛と相関:メタ解析


統合失調症の発症前にはビタミンD不足と葉酸不足が先行:メタ解析


不妊男性へのビタミンDサプリメントが出生率を上げる


ビタミンKとビタミンDの充足が関節機能の維持に重要


DHCでは、安全性、有効性、経済性(費用対効果)に優れたサプリメントを製品化しています。



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