サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンD+カルシウムと、デノスマブ(骨粗鬆症治療薬)の併用が骨密度を改善@日本人女性 [2018年03月12日(月)]
今日は外来診療の担当でした。

(私の外来での)初診の方が複数いらっしゃったので、普段よりちょっと時間がかかってしまいました。


さて、本日の私的なお勉強日記です。

栄養学研究の専門ジャーナルに、日本人の骨粗鬆症患者において、デノスマブ(骨粗鬆症治療薬)とビタミンD+カルシウムの併用により、骨密度の有意な改善を示した臨床研究が、信州大学のグループから報告されていました。
(Nutrients. 2018 Feb 27;10(3))



ビタミンDやカルシウムは、女性の健康寿命延伸に必須のサプリメントです。



例えば、下記の研究があります。

500mg/日のカルシウムが骨代謝を改善@閉経前後以降の女性


カルシウム+ビタミンDによるロコモティブ症候群リスク低減@閉経後の女性



さて、

今回の研究では、

デノスマブ(骨粗鬆症治療薬)服用中の骨粗鬆症患者において、

ビタミンDとカルシウムサプリメントの併用投与による有用性が、4年間にわたり検証されました。


具体的には、

骨粗鬆症患者を対象に、

・デノスマブ(骨粗鬆症治療薬)の単独治療群:22名、

・デノスマブと、ビタミンD+カルシウムの併用投与群21名、
(610 mgのカルシウム, 400 IU のビタミンD3, 30 mgのマグネシウム)

の2群を対象に、

試験開始時、12ヶ月後、24ヶ月後、36ヶ月後、48ヶ月後の時点で

血中BAP値、
(骨形成マーカー:骨型アルカリフォスファターゼ)

破骨細胞のマーカーであるTRACP-5b値、
(酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ, Tartrateresistant acid phosphatase)

骨代謝マーカーの尿中NTX(T型コラーゲン架橋N−テロペプチド)


骨密度(L4腰椎と大腿骨)

が測定されました。


解析の結果、


試験開始時と比べて、

12ヵ月から48ヶ月の時点で、

両群とも、

血中BAP, TRACP-5b,

尿中NTX

の有意な抑制が見出されました。


腰椎の骨密度は、


両群でいずれの時間でも有意に上昇していました。

一方、

大腿骨の骨密度は、

ビタミンD+カルシウムの併用群において、有意な増加を認めました。


両群間では、

腰椎の骨密度に関して、

24ヶ月36ヶ月48ヶ月の時点で、
(P < 0.05)

大腿骨の骨密度については、

12ヶ月の時点で有意差を認めました。
(P < 0.05)


デノスマブ単独投与群に比べて、

ビタミンD+カルシウムの併用投与群は、


12ヶ月の時点での大腿骨の骨密度の有意な増加、

24ヶ月から48ヶ月の腰椎の骨密度の有意な増加が認められました。



以上のデータから、

日本人の骨粗鬆症患者において、

骨粗鬆症治療薬のデノスマブに、ビタミンDとカルシウムの併用による骨密度の改善が示唆されます。


なお、
デノスマブに、ビタミンDとカルシウム、マグネシウムの併用は標準治療として推奨されてます。


近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防、ヘルシーエイジングを目的としたビタミンD3サプリメントは、

1日あたり

25マイクログラム(1,000 IU)から、50マイクログラム(2,000 IU)が推奨されます


ビタミンD3サプリメントは、安全性、有効性、経済性に優れていますので、健康保持や疾病予防、あるいは多くの疾患での栄養状態を改善する前提条件に、ベーシックサプリメントとして広く利用されることが推奨できます。



多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。

例えば下記の研究があります。

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


線維筋痛症患者はビタミンDが低値:メタ解析


ビタミンD不足が腰痛と相関:メタ解析


統合失調症の発症前にはビタミンD不足と葉酸不足が先行:メタ解析


不妊男性へのビタミンDサプリメントが出生率を上げる


ビタミンKとビタミンDの充足が関節機能の維持に重要


DHCでは、安全性、有効性、経済性(費用対効果)に優れたサプリメントを製品化しています。



ビタミンD3
(ビタミンD3 30日分 \286(税込\308))   ⇒1ヵ月分は約300円。






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