サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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HMB(エイチエムビー)+たんぱく質により退院後の死亡率が半減@低栄養の高齢者 [2018年03月16日(金)]
高齢者は、少食となるため、食事からの摂取に加えて、栄養補助食品から必要な栄養を摂ることは必須です。

少食あるいは食欲が低下した高齢者は、低栄養/栄養障害のリスクが高く、

再入院や死亡率の上昇を生じます。


低栄養の高齢者への対応として、、

サプリメントや栄養補助食品による有用性が示唆されてきました。


具体的には、

高齢者のフレイル(虚弱)予防のためには、たんぱく質、BCAA(分岐鎖アミノ酸)、HMB、ビタミンDといった栄養素の摂取が推奨されます。



例えば、
臨床栄養学の専門ジャーナルに、低栄養の入院患者において、たんぱく質+HMB含有栄養補助食品の投与により退院後の死亡率が半減した、という臨床研究が、米国のグループ(Texas A&M University)から報告されています。
(Clin Nutr. 2016 Feb;35(1):18-26)


低栄養の状態にある高齢の入院患者では、退院後の再入院や死亡率が高いというリスクがあります。


そこで、今回の研究では、


低栄養であり高齢の入院患者において、
たんぱく質+HMB含有栄養補助食品の投与による再入院や死亡率への影響が検証されました。


具体的には、

多施設共同ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

65歳以上で、低栄養(SGAでBあるいはC)の入院患者(慢性心不全、急性心筋梗塞、肺炎、慢性閉塞性肺疾患での入院)を対象に、

・標準治療+たんぱく質およびHMB含有栄養補助食品の併用群
(n = 328、平均年齢77.7歳、男性47.6%)

・偽薬投与群
(n = 324、平均年齢78.1歳、男性48.2%)

の2群について、
1日あたり2サービングサイズでの介入が行われ、

(1サービングあたり
350kcal、たんぱく質20g、脂肪11g、炭水化物44g、HMBカルシウム1.5g、ビタミンD 160IU、その他の微量栄養素)



複合エンドポイントは、

退院後90日の時点での死亡率および再入院率、

その他のエンドポイントとして、

30日後、60日後の死亡率や再入院、入院期間、SGAクラス、体重。ADLなどが調べられました。


解析の結果、

まず、
複合エンドポイントでは両群とも同程度でした。

(たんぱく質+HMB含有栄養補助食品投与群では26.8%であり、

偽薬群では31.1%でしたので、介入群で低い傾向にあります。)

次に、
退院後90日間での再入院率は、

両群間で有意差は認められませんでした。


一方、

退院後90日間の死亡率は、

たんぱく質+HMB含有栄養補助食品投与群のほうが、偽薬群に比べて、51%有意に低下していました。
(4.8% vs. 9.7%; RR 0.49, 95% CI, 0.27 to 0.90; p = 0.018)




このとき、
死亡1例を減少させるためのNNTは、
20.3 でした。
(95% CI: 10.9, 121.4)


偽薬群に比べて、

たんぱく質+HMB含有栄養補助食品投与群では、

90日の時点で、
栄養状態の指標の有意な改善が認められ、
(SGA class, OR, 2.04, 95% CI: 1.28, 3.25, p = 0.009)


30日の時点で、体重の有意な増加が認められました。
(p = 0.035)

LOSやADLは、両群間で同程度でした。


以上のデータから、

低栄養の高齢入院患者において、

たんぱく質+HMB含有栄養補助食品の投与によって、

退院後の死亡率の低下や栄養状態の改善効果が示唆されます。




HMB(エイチエムビー、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸、β-Hydroxy-β-Methylbutyric acid)とは、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の1つのロイシンの代謝産物です。

HMBは、体内でロイシンから産生され、筋肉の合成促進と分解抑制因子の作用を有し、筋力の亢進や筋肉量の増大の働きを有しています。

体内でのHMBの生成は、摂取したロイシンの数%ほどと少ないので、サプリメントとしてHMBを利用する方法があります。


次のような研究報告があります。

HMBの除脂肪体重/筋肉量増加作用



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