今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、にきび(尋常性ざ瘡、アクネ)の指標に対する低GI(グリセミック指数)・低GL(グリセミックロード)食の作用を調べた臨床研究が報告されていました。
(J Acad Nutr Diet. 2018 Apr 21)
炭水化物摂取時の血糖上昇の指標であるグリセミック指数(GI)やグリセミック負荷(GL)が高いことは、
にきび(尋常性痤瘡、アクネ)に関連する因子に影響を与えると考えられています。
今回の研究では、
低GI食・低GL食によるにきび関連の内分泌代謝指標への作用が検証されました。
具体的には、
・低GI食/低GL食の摂取群:34名
・通常食の摂取群:32名
の2群について、2週間の介入が行われ、
指標として、血糖値、インスリン値、IGF-1、IGFBP-3、インスリン抵抗性などが測定されました。
主アウトカムは、
にきびおよびインスリン抵抗性関連の内分泌代謝関連指標です。
解析の結果、
低GI食・低GL食の摂取群では、
IGF-1値は、介入前に比べて、2週間の介入後に有意な低下を示しました。
(preintervention=267.3±85.6 mg/mL, postintervention=244.5±78.7 ng/mL) (P=0.049).
一方、
グルコース、インスリン、IGFBP-3、インスリン抵抗性については、2週間の介入でも両群間での差は検出されませんでした。
炭水化物の摂取量や炭水化物のエネルギー比、GI値、GL値などは、いずれも、低GI/GL群で低下しました。
以上のデータから、
低GI/低GL食は、にきび/アクネの病態に関連した指標であるIGF-1を有意に低下させる作用があると考えられます。
今後、さらに長期間のGI/GL食による臨床的な意義の検証が期待される分野です。
にきび(アクネ、尋常性座瘡)に対する機能性食品成分の作用について、次のような報告があります。
ニキビ(尋常性座瘡)に対するオメガ3系脂肪酸とγリノレン酸の効果
DHCでは、
肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、
「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。
最新の科学的根拠を俯瞰すると、
「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、
「ヘルシーエイジング(健康長寿)」
「ダイエット(適正体重の維持)」
「アンチエイジング(抗加齢)」
に有用であると考えられます。
DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、
DHCプロティンダイエット
です。
DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、
コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、
ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。
その他、低GI食、低GL食として、
発芽玄米、
米こんにゃく、
があります。
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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。
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