サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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高血圧の改善に有用な食事療法とは:系統的レビュー/メタ解析 [2018年05月14日(月)]
ヤフーのニュース欄に掲載されていた、ネットの健康記事の中で、

誤訳のような表現がありました。


「性欲が消えてしまう6つの意外な理由」

という見出しで、

ライフハッカー[日本語版]とあるので、翻訳のようです。


「性欲が消えてしまう6つの意外な理由」

の記事の冒頭で、

「国際性機能学会(ISSM)によると、血圧の薬からアスリートが足につける薬まで実にさまざまな医薬品に、テストステロンの量を減らす効果が認められるとのこと。」



この中の、「アスリートが足につける薬」というのは、水虫薬のことです。

水虫のことを、アスリート・フットというので、単に直訳してしまったようですが。。。


この記事は、英文翻訳でしょうから、おそらく、機械翻訳をしたものを(医学知識は全くない)ライターがリライトして、日本語として整えていると思われます。



アスリートが足につける薬、というと、筋肉痛か何かで、消炎鎮痛薬のことのように勘違いしてしまいそうですが、

これは、「アスリート・フットの薬」がもともとの表現で、水虫薬の意味です。

(元の英文記事は確認していませんので、どなたかお願いします。)




さて、本日の私的なお勉強日記です。


今月の栄養学の専門ジャーナルに、高血圧の改善に有用な食事療法を検証した系統的レビュー/メタ解析は、オーストリアのグループ(University of Vienna)から報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr. 2018 May 2:1-59)



今回の研究では、

高血圧および高血圧予備軍(高血圧前段階)に対する各種の食事療法の有用性に関して、

ネットワークメタ解析が行われました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Cochrane CENTRAL, Google Scholar)

2017年6月までに収載された論文を対象に、

・食事療法のランダム化比較試験であり、

・高血圧あるいは高血圧予備軍(前段階)の成人を対象にし、

・12週間以上の介入を行った試験が検索され、

67試験から13の食事療法が対象となり、
(DASH, low-fat, moderate-carbohydrate, high-protein, low-carbohydrate, Mediterranean, Palaeolithic, vegetarian, low-GI/GL, low-sodium, Nordic, Tibetan, and control)

17,230名のデータから、

収縮期血圧と拡張期血圧への作用が検証されました。

なお、DASH(ダッシュダイエット)は、米国の公的機関が推奨している食事ガイドラインで、
野菜や果物、低脂肪の乳製品を多く摂るような食事です。

また、
パレオダイエット(Palaeolithic)は、日本語訳では、旧石器時代食や原始人食といわれる、低炭水化物食です。(つまり、狩猟民族時代の食事であり、農耕による穀類がない時代の食事)



ネットワークメタ解析の結果、

13の食事療法のうち、

DASH, 地中海食, 低炭水化物食, パレオダイエット(Palaeolithic), 高たんぱく食, 低GI食、低食塩食(塩分制限食)、 低脂肪食が、

対照食に比べて、

収縮期血圧を有意に低下し、
(-8.73 to -2.32 mmHg)

拡張期血圧を有意に低下させました。
(-4.85 to -1.27 mmHg)




SUCRAs(surface under the cumulative ranking)でのランク付けによると、

DASH(Dietary approaches to Stop Hypertension)が、収縮期血圧(90%)および拡張期血圧 (91%)に対して、最も有効性が高く

次に、

収縮期血圧への降圧作用では、

Palaeolithic, と低炭水化物食が続き、


拡張期血圧への降圧作用では、

地中海食が続きました。


なお、

各食事療法の比較に関するエビデンスの信頼性は、いずれも低いあるいは中程度であり、

例外は、DASH食と低脂肪食の比較が高い信頼性のエビデンスでした。



以上、今回のネットワークメタ解析のデータから、

高血圧および高血圧予備軍(前段階)の改善に最も有用な食事療法は、DASH(Dietary approaches to Stop Hypertension)であると考えられます。


今回は高血圧に対する効果を検証していますので、

高血圧の改善を目的として示されているDASH食が最も有効となったのは、当然とも考えられます。

DASH食以外では、地中海食と低炭水化物食が有意な効果を示したとされています。

したがって、高血圧だけではなく、糖尿病や脂質異常症など多くの生活習慣病の改善という点では、
地中海食と低炭水化物食のほうが、勧めやすいと思います。

また、一般に、地中海食のほうが、DASHよりも、継続しやすい食事と考えます。



DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



最新の科学的根拠を俯瞰すると、

「緩やかな糖質制限食・低炭水化物食」を基本とした食生活が、

「ヘルシーエイジング(健康長寿)」

「ダイエット(適正体重の維持)」

「アンチエイジング(抗加齢)」

に有用であると考えられます。



DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。



DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、


コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、

ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。




その他、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。










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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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