サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析 [2018年05月29日(火)]
今月の高血圧研究の専門ジャーナル(電子版)に、ビタミンDサプリメントによる血圧への作用を検証したメタ解析が、中国のグループから報告されていました。
(J Am Soc Hypertens. 2018 May 9.)


ビタミンDは、抗炎症作用を有しており、生活習慣病の予防効果が考えられます。

生活習慣病や内臓脂肪型肥満に伴う病態の本質は、「慢性炎症」です。

したがって、機能性食品成分による病気の予防のためには、抗炎症作用を有し、かつ、安全性が確立し、かつ、経済性(費用対効果)の高い製品の利用が進められます。


食品成分で、抗炎症作用を有し、かつ、多くの臨床研究において有用性が示されているのは、ビタミンD、コエンザイムQ10、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、ウコン、グルコサミンなどです。




高血圧症を生じる動脈硬化は、血管の慢性炎症であり、

ビタミンDは、抗炎症作用によって、動脈硬化の進展抑制が考えられます。

ただし、血圧が正常な群では、ビタミンDサプリメントの投与では、降圧作用は認められません。


一方、

ビタミンDが欠乏している群(血中ビタミンD値;25[OH]Dが30 ng/mL 未満、あるいは50 nmol/L未満)では、ビタミンDの降圧作用については、明確ではありません。


そこで、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ビタミンD欠乏の被験者において、

ビタミンDサプリメント投与による血圧への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
(PubMed, Web of Science, ScienceDirect, Cochrane)

7報560名の被験者データがメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

ビタミンDサプリメント投与により、

末梢収縮期血圧の有意な低下が見出されました。
(-1.65 mm Hg, 95% CI: -3.05 to -0.25, I2 = 30.3%)

その他の指標では、ビタミンDサプリメントによる有意な変化は認められませんでした。


また、

サブグループ解析では、

アジア諸国、

8週間の介入、

5000IU以上/日の投与

の群において、

収縮期血圧と拡張期血圧の有意な減少が見出されたということです。


以上のメタ解析データから、

ビタミンD欠乏の患者において、

ビタミンDサプリメント投与による降圧作用が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。



慢性炎症は、さまざまな生活習慣病の病態となる原因ですので、

健康増進・疾病予防には、抗炎症作用を有するサプリメントが、ベーシックサプリメントとして推奨できます。

ビタミン類では、ビタミンD3、

ファイトケミカルでは、濃縮ウコン
が定番でしょう。


近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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