今週のニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに、心臓病高リスク群において、地中海食+エクストラバージンオリーブあるいはナッツ類による心血管イベント低下作用を示した臨床研究が、スペインのグループから報告されていました。
(N Engl J Med. 2018 Jun 13.)
地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。
地中海食で死亡率が半減する
オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下
バージンオリーブオイルの心臓病予防作用
地中海食による認知症予防効果
これまでの研究により、
地中海食の遵守と、心血管疾患リスクとの間の負の相関が示唆されています。
今回の研究では、
スペインでの多施設共同研究として、地中海食+エクストラバージンオリーブ、地中海食+ナッツ、低脂肪食の比較が行われました。
(PREDIMED (Prevención con Dieta Mediterránea) 研究の一環です。)
具体的には、
心臓病リスクが高く、かつ、心血管イベントの既往歴がない、
55歳から80歳までの7447名(57%が女性)を対象に、
・地中海食+エクストラバージンオリーブ、
・地中海食+ナッツ、
・低脂肪食
の3群について比較が行われました。
主エンドポイントは、
主な心血管イベント(心筋梗塞、脳卒中、あるいは心血管死亡)です。
平均フォローアップ期間は4.8年間です。
2013年にNEJMに最初のデータが報告されています。
今回の解析では、ランダム化が適切ではないと判断された施設でのデータが除外され、検証が行われています。
解析の結果、
まず、
主エンドポイントは288名で見出され、
内訳は、
・地中海食+エクストラバージンオリーブ:96名(3.8%)、
・地中海食+ナッツ:83名(3.4%)、
・低脂肪食:109名(4.4%)
でした。
ITT解析の結果、
対照群(低脂肪食摂取群)に比べて、
地中海食+エクストラバージンオリーブ群では31%リスク低下
(HR;0.69、95% CI, 0.53 to 0.91)
地中海食+ナッツ群では28%リスク低下
(HR; 0.72, 95% CI, 0.54 to 0.95)
でした。
この結果は、
当初のプロトコールから逸脱した1588名のデータを除外した後でも同様でした。
以上のデータから、
心臓病リスクが高い群において、
地中海食+エクストラバージンオリーブ/ナッツは、低脂肪食群よりも、
心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントを低下させる効果が示唆されます。
近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。
ただし、日本では、JAS基準のオリーブオイルが出回っており、エクストラバージンオリーブオイルの品質が国際基準と比べて、高くありません。
エクストラバージンオリーブオイルの基準は、
IOC(国際オリーブ協会)では酸度0.8%以下、
JASの基準では酸度が2%未満です。
DHCのエクストラバージンオリーブオイルは、
酸度はわずか0.2%以下となっています。
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