サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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緑茶によるNAFLDでの肝機能改善:メタ解析 [2018年07月04日(水)]
今月の植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Phytother Res. 2018 Jun 27)



非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、肥満やインスリン抵抗性を伴う生活習慣病です。

近年、生活習慣の変化や肥満の増加とともに、

アルコールの摂取量が少ない人に見られる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病的意義が問題となっています。


非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、
単純性脂肪肝と
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH:Non-alcoholic steatohepatitis)に分けられ、
後者は肝硬変や肝がんへの進行リスクが問題となります。



さて、

今回のメタ解析では、

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する緑茶の作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Scopus, Web of Science, Google Scholar)

2017年10月30日までに収載された論文から、

緑茶サプリメントと肝機能との関連を調べた研究が検索され、

4報が解析の対象となりました。


解析の結果、


緑茶サプリメント投与によって、

ALTの有意な改善、
(-12.81 U/L; 95% CI: -18.17 to -7.45) 、

ASTの有意な改善、
(-10.91 U/L; 95% CI: -19.66 to -2.17)

が見出されました。


また、

緑茶投与によって、

BMIの有意な減少、
(-2.08 kg/cm2 ; 95% CI: -2.81 to -1.36)


中性脂肪値の有意な減少、
(-31.87 mg/dl; 95% CI: -40.62 to -23.12),

総コレステロール値の有意な減少
(-27.57 mg/dl; 95% CI: -36.17 to -18.98),

LDLコレステロールの有意な減少
(-14.15 mg/dl; 95% CI: -23.69 to -4.60)

も認められました。


なお、
HDL値や
(7.41 mg/dl; 95% CI: -1.49 to 16.30)

HOMA-IR(インスリン抵抗性)
(-4.06; 95% CI: -10.22 to 2.09)

では有意な変化は見出されていません。


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、


NAFLD患者において、

緑茶サプリメントの投与による肝機能改善作用が示唆されます。





先行研究では、次の結果が示されています。


オメガ3系必須脂肪酸による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)



低炭水化物食が肝細胞内脂肪を減らす:メタ解析



コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用



糖質制限食のほうが非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)には有用性が高い




DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))





緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。


緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析



緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 



コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下



緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者



緑茶による高齢者での認知機能改善効果



緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用



緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用


緑茶エキスにより大腸腺腫リスクが58%低下する


DHCでは、緑茶の機能性食品成分を含むサプリメントを製品化しています。


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グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



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