サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ブドウおよびブルーベリーポリフェノールが健常高齢者の認知機能を改善する [2018年07月23日(月)]
今月の老年学の専門ジャーナル(電子版)に、ブドウ及びブルーベリー由来ポリフェノールによる認知機能への作用を検証した臨床研究が、フランスのグループ(Nutrition et Neurobiologie Intégrée)から報告されていました。
(J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2018 Jul 19.)


植物性食品に含まれるポリフェノールには、抗酸化作用や抗炎症作用があり、生活習慣病リスク低減作用が示されています。

今回の研究では、

健常高齢者において、
ブドウ及びブルーベリー由来ポリフェノール抽出物(PEGB)による認知機能への作用が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

健常な高齢ボランティア(60-70歳)215名を対象に、

1日あたり600 mgのPEGB (258 mgのフラボノイド含有)投与群、

偽薬投与群

の2群について、6か月間の介入が行われ、

主アウトカムは、
CANTAB Paired Associate Learning (PAL)
(視空間的な記憶のテスト:画面上に配置された複数のボックスに様々な図形を提示し,特定の図形の位置を記憶)
であり、

副アウトカムは、

言語エピソード記憶(VRM)とワーキングメモリ(SSP)

です。



まず、
全般の解析では、
PEGB投与によるPALへの有意な影響は検出されませんでした。

次に、

VRM自由再生(VRM free recall)は、PEGB投与群にて有意な改善が見出されました。


四分位での層別解析では、

試験開始時に、

認知機能が低下傾向にあった群では、

PEGB投与に好反応が見出されました。


また、同グループでは、

PEGB投与によるVRMの改善も見出されたということです。


その他、

PEGB投与と尿中代謝物の解析では、

介入終了後の時点において、

フラバン3オールの尿中代謝物の濃度と、記憶能の改善との間に有意な相関が認められました。


以上のデータから、

ブドウおよびブルーベリー由来ポリフェノール含有サプリメント投与により、

健常高齢者での加齢による認知機能/記憶能の低下に対する改善作用が示唆されます。


今後、認知症やMCIに対する介入による臨床的意義の検証が期待される分野です。


機能性食品・サプリメントの中で、ヒト臨床研究によって、認知症改善作用が示されているのは、次の成分です。



イチョウ葉エキスによる認知症への効果:メタ解析


イチョウ葉エキス


イチョウ葉エキス製剤による認知症の症状改善作用


イチョウ葉エキスによる認知症改善効果@ドイツ


イチョウ葉エキスの有効性と安全性


イチョウ葉エキス20年間摂取による認知機能低下抑制作用


イチョウ葉エキスと認知症治療薬のシナジー


PS(ホスファチジルセリン)サプリメント


PS(ホスファチジルセリン)による認知機能改善作用


エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイル


エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析



・ビタミンB群

ビタミンB群投与による脳萎縮(灰白質萎縮)抑制効果と認知機能低下抑制効果


脳萎縮進行抑制効果を示した臨床研究


オメガ3系必須脂肪酸とαリポ酸によるアルツハイマー病の進行抑制効果



一般に、認知機能への効果を期待する場合には、ビタミンB群、オメガ3系脂肪酸(EPADHA)、イチョウ葉エキスといったサプリメントを比較的長期間(数ヵ月以上)に利用することが必要と考えられます。

また、ウコン・クルクミンによる認知症改善作用も報告されています。

DHCでは、複合サプリメントも製品化しています。






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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


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