サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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コンタクトレンズの不快感(CLD)をオメガ3系脂肪酸(EPAとDHA)サプリメントが軽減する [2018年08月17日(金)]
今日は、ずいぶん涼しく、秋の気配が感じられました。

さて、今日の私的なお勉強日記です。

眼科学の専門ジャーナルに、コンタクトレンズ使用時の不快感(CLD、contact lens discomfort)に対するオメガ3系必須脂肪酸サプリメントの経口摂取による有用性を示した臨床研究が、オーストラリアのグループ(University of Melbourne)から報告されていました。
(Invest Ophthalmol Vis Sci. 2018 Jul 2;59(8):3755-3766)


コンタクトレンズ使用時の不快感(CLD、contact lens discomfort)とは、

コンタクトレンズを使用しているときに、目が乾いたり、ごろごろしたり、目が充血するなど、調子がよくない状態を指します。

CLDは、乾燥、眼の痛み、疲労感、かゆみ、まばたきの増加などさまざまな症状が含まれます。

CLDに対しては、レンズの種類やケア用品の変更、使用スケジュールの変更の他、眼科での点眼治療などが行われます。


今回の研究では、

CLDに対して、コルチコステロイド点眼薬と、オメガ3系脂肪酸(EPAとDHA)サプリメントの経口摂取の併用による有用性が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験として、

CLDを有する成人72名を対象に、

次の4群に分けて、12週間の介入が行われました。


・偽薬群(経口摂取)、

・魚油サプリメント(EPA900mg+DHA600mg/日)の経口摂取、

・魚油サプリメント(EPA900mg+DHA600mg)+フラックスシードオイル(亜麻仁油、α-リノレン酸900mg)の併用の経口摂取群、

・オメガ3系脂肪酸含有点眼薬
(0.025% EPA + 0.0025% DHA four times per day [qid])


12週間後の時点で、

偽薬群の被験者には、

コルチコステロイド点眼薬が2週間、投与されています。



65名の被験者が、主エンドポイントを完了しました。


解析の結果、

12週間後の時点で、

コンタクトレンズドライアイ質問票(CLDEQ-8)スコアは、

偽薬群に比べて、
(-3.5 ± 0.9 units, n = 16)
魚油サプリメント経口投与群において、
(-7.3 ± 0.8 units, n = 17, P < 0.05)

有意に改善していました。


また、

コルチコステロイド点眼薬の2週間投与により、

涙液中のインターロイキンが、投与前(偽薬群の12週間後の時点) に比べて、有意に減少していました。
(涙液IL-17A ;-71.1 ± 14.3%, n = 12,
IL-6 ;-47.6 ± 17.5%, n = 12, P < 0.05)


12週間後の時点で、

涙液のIL-17A値は、

偽薬投与に比べて、
(-3.8 ± 12.7%, n = 12)

経口魚油摂取群において、有意に減少
(-63.2 ± 12.8%, n = 12, P < 0.05)


オメガ3系脂肪酸含有点眼薬投与群においても、有意に減少していました。
(-76.2 ± 10.8%, n = 10, P < 0.05)


その他、

12週間後の時点で、


偽薬投与群に比べて、

オメガ3系脂肪酸での介入群ではすべて、

涙液のIL-6の減少が認められたということです。
(P < 0.05)


以上のデータから、

CLDに対するオメガ3系脂肪酸サプリメントの経口投与の有用性が示唆されます。

作用機序としては、EPAやDHAの抗炎症作用による、炎症惹起サイトカイン類(IL-17A や IL-6)の抑制が考えられます。





DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))








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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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