サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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葉酸が網膜アテローム性動脈硬化症リスクを予防@糖尿病合併高血圧症患者 [2018年11月26日(月)]
薬理学の専門ジャーナルに、糖尿病合併高血圧症患者において、葉酸サプリメントによる網膜アテローム性動脈硬化症のリスク低減効果を示した研究が、中国のグループから報告されていました。
(Front Pharmacol. 2018 Oct 30;9:1159.)



葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。



先行研究であるCSPPTでは、高血圧患者において、降圧剤と葉酸(800㎍)の併用による初発の脳卒中の予防効果(一次予防効果)が示されています。
(China Stroke Primary Prevention Trial [CSPPT])



今回の研究では、

20,702名の高血圧患者を対象にした、
中国脳卒中一次予防試験(China Stroke Primary Prevention Trial)の一環として、

糖尿病合併高血圧患者2,199名を対象にしたコホート研究として、


二重盲検対象試験として、

・葉酸+エナラプリル併用投与群

・エナラプリル単独投与群

の2群について、5年間の介入が行われ、


網膜アテローム性動脈硬化症(retinal atherosclerosis;RA)が診断され、

RAの罹患率や重症度と、葉酸サプリメントとの関連が調べられました。


解析の結果、

1,698名 (77.6%)の被験者がRAと診断されました。


性別での罹患率は、男性78.0%、女性75.6%でした。


血中の総ホモシステイン値は、

エナラプリル葉酸の群に比べて、

エナラプリル単独群では、有意に高値でした。


エナラプリル単独群で、

総ホモシステイン値が15 μmol/Lを超えて高値の女性群に比べて、

エナラプリル葉酸併用群では、

RAリスクが72%有意に低値でした。
(OR 0.28, 95% CI, 0.11-0.67, P = 0.0061)

なお、男性では有意なリスク低減効果は検出できませんでした。


以上のデータから、

糖尿病合併高血圧症の患者では、RA(網膜アテローム性動脈硬化症)の発症率が77.6%と非常に高率であること、


また、

高ホモシステイン血症を示す女性では、

降圧剤(エナラプリル)投与に加えて、

1日あたり800㎍の葉酸サプリメントの併用投与により、

網膜アテローム性動脈硬化症の有意な予防効果が示唆されます。




血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。




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葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
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