サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年06月  >
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリアーカイブ
最新記事
腸内環境を整える減量方法:メタ解析 [2019年01月07日(月)]
栄養学の専門ジャーナルに、シンバイオティクスの投与による肥満者での有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イランと英国のグループから報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr. 2018 Dec 30:1-13.)


先行研究では、

プロバイオティクス・シンバイオティクスによる肥満者での減量効果が示唆されてきました。


肥満者と痩せの人では、腸内細菌叢に相違があることが明らかになっています。

肥満者の腸内細菌叢では、短鎖脂肪酸を産生する菌が少ないため、短鎖脂肪酸のもつ単分泌代謝系への作用や消化管ホルモンへの作用が低下することが、肥満という表現型を生じていると考えられています。

したがって、
ヒトの肥満者に対して、プロバイオティクスの投与による腸内細菌叢への介入が、減量に有用であると思われます。


さて、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

肥満あるいは過体重の被験者に対して、シンバイオティクスを投与したランダム化比較試験(RCT)を対象に、体組成への作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Scopus, ISI Web of science, Cochrane Library, Google Scholar)

2018年10月までの収載論文が検索され、

23報のRCTがメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

偽薬群に比べて、

シンバイオティクス投与によって、

体重の有意な減少、
(WMD: -0.80 kg; 95% CI: -1.56 to -0.03, p = 0.04)

ウエスト周囲長の有意な減少
(WMD: -2.07&#8201;cm; 95% CI: -3.11 to -1.03, p&#8201;<&#8201;0.001)

が見出されました。


一方、

BMIや
(WMD: -0.12&#8201;kg/m2; 95% CI: -0.40 to 0.16, p&#8201;=&#8201;0.39)

体脂肪量では、
(WMD: 0.02%; 95% CI: -1.27 to 1.87, p&#8201;=&#8201;0.74)

偽薬群と介入群との間に有意差は見出されませんでした。


次に、
メタ回帰分析では、

プロバイオティクスの用量と、体組成への作用との間に相関は検出できませんでした。


以上のデータから、

肥満者において、

シンバイオティクスの投与は、腸内細菌叢(腸内フローラ)への作用を介して、

体重やウエスト周囲長の改善作用を示すと考えられます。


腸内細菌叢が、肥満やメタボリック症候群の発症に関係することは明らかですし、合併症である内分泌代謝異常も生じることになります。

現時点では、どの人にどの種類のプロバイオティクス・シンバイオティクスを投与すると最も効果があるのかという個別化までのデータは分かっていません。


しかし、現在、急速に研究が進展している分野ですので、

今後、腸内細菌叢の個人差を調べて、各自の状態にあったプロバイオティクス、シンバイオティクスの投与により、体組成の改善や肥満に伴う合併症の予防のための介入が可能になると考えられます。



DHCでは、次のような関連製品があります。

善玉菌ダイエット


プロバイオティクス、シンバイオティクスには免疫調節作用などもあります。

プロバイオティクス・シンバイオティクスが手術部位感染を予防:メタ解析




乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスは、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを改善し、免疫調節作用や生活習慣病予防効果を示します。



乳酸菌は、ベーシックなサプリメントとして利用が推奨されます。

様々な乳酸菌が製品化されていますので、自分にあった菌種を選ぶことが大切です。

具体的には、1ヶ月ほど試してみて、整腸作用も含めて体調をみるようにします。
(整腸作用は、乳酸菌の摂取後数日間の間に変化を感じると思います。もし、軟便あるいは下痢傾向になってしまうのであれば、他の菌種に変更します。

また、1-3ヶ月から数ヶ月間のサイクルで菌種をローテーションしてもいいでしょうし、複数の種類を同時にとることも大丈夫です。

ヨーグルトなどの発酵食品でもいいのですが、数百グラムを毎日食べるのは大変ですし、
確実に乳酸菌を摂るには、サプリメントの利用が手軽で続けやすいと思います。




プロバイオティクスは、様々な有用性が示されています。
最近の研究では、次の報告があります。




プロバイオティクスによる脂質異常症改善効果:メタ解析



プロバイオティクスによるアトピー性皮膚炎の予防効果:メタ解析




プロバイオティクス摂取による脂質代謝改善作用:メタ解析





DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア



複合サプリメント(グッドスルー)


乳酸菌EC-12 30日分

5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!


などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、


血糖ファイバー 30日分【機能性表示食品】

≪臨床試験済≫食後の血糖値が気になる方に。食後血糖のピーク値を抑える!



があります。











------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


グルコサミンの風評被害by整形外科医 


サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー 


研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤


研究と利害の衝突についてのルール作成


コクランの妥当性



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報


DHC医薬品通販

医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。



------------------------------------------------------------------




posted at 23:56 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/4656
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る