サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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エクオールによる更年期症状改善作用:メタ解析 [2019年01月08日(火)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、エクオールによる更年期症状改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(J Med Food. 2018 Dec 28.)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ




エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




さて、今回の研究では、

エクオールによる更年期症状に対する作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

更年期症状のうちの血管神経症状に対するエクオールの作用を調べたランダム化比較試験(RCT)が検索され、

6報の779名が系統的レビュー、

5報の728名がメタ解析の対象となりました。

主アウトカムは、ほてりへの作用です。

メタ解析の結果、

エクオール投与によるほてり症状軽減作用が見出されたということです。


以上のデータから、

エクオールサプリメントによる更年期症状改善作用が示唆されます。




DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。


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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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