サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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トンカットアリ+マルチビタミンによるQOL改善作用 [2019年01月22日(火)]
栄養学の専門ジャーナルに、トンカットアリ+マルチビタミンサプリメントによるQOL改善作用を示した臨床研究が、マレーシアのグループから報告されていました。
(Food Nutr Res. 2018 Oct 16;62.)


医薬品による副作用や有害事象を避けるために、

補完代替医療が、ストレス軽減に利用されています。



トンカット・アリ(学名Eurycoma longifolia)は、東南アジア原産のハーブで、マレーシアの民間療法では強壮・催淫薬として用いられてきました。


近年、マレーシアを中心に、トンカット・アリ(Tongkat Ali)に関する研究が進められています。

例えば、トンカット・アリによる男性更年期障害改善作用を示した臨床研究も知られています。


基礎研究および臨床研究では、

勃起障害(ED)、男性不妊症、低リビドー、テストステロン低値などに対する有用性が示唆されています。

トンカット・アリ標準抽出物には、主な成分のクワシノイド(quassinoid,変形テルペノイド)として、eurycomanone(ユーリコマノン)やeurycomanolなどが含まれています。


さて、今回の研究では、

QOLやストレスに対するトンカットアリ+マルチビタミンサプリメントの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

中程度のストレス状態にある、25−65歳の健常者93名を対象に、
(BMI18-30、scoring ≤18 in tension and ≤14 in fatigue subscale of POMS)


トンカットアリ+マルチビタミンサプリメント投与群、

偽薬投与群

の2群について、

24週間の介入試験が行われ、

主アウトカムとして、QOLがSF-12にて測定され、

副アウトカムとして、ストレスがMMSQにて評価されました。


また、安全性について、
血液生化学検査も実施されました。


解析の結果、

まず、
両群間での有意差は検出されませんでしたが、

群内の比較では、

SF-12 QoL、POMS、MMSQでの各ドメインで有意な改善が見出されました。



12週の時点で、

トンカットアリ+マルチビタミンサプリメント群では、

SF-12サブドメインで、有意な改善が見出されました。

・role limitation due to emotional health (P = 0.05),
・mental component domain (P < 0.001),
・emotional well-being (P < 0.001),
・social functioning (P = 0.002)
・vitality (P = 0.001)



また、
12週の時点で、
実薬群でPOMS-vigour domainの改善傾向が見出されました。

さらに、

MMSQでは、

身体ストレスドメインにおいて、

実薬群では15%の有意な低下、
(P < 0.05)

偽薬群では、0.7%の上昇
でした。


被験者の年齢階層別(25−45歳、および46−65歳)の解析でも、有意な改善が見出されました。

なお、安全性に関する指標では有意な変化は認められませんでした。
(有害事象は、実薬群で7例、偽薬群で6例。)

免疫指標では、
リンパ球数が、実薬群で有意な上昇を示しました。
(P&#8804;0.05)



以上のデータから、

ストレス負荷にある基本的には健康な人に対して、

トンカットアリ+マルチビタミンサプリメントによるQOL、気分感情、ストレス、免疫指標への作用が示唆されます。




トンカット・アリに関して、次のような研究が知られています。




トンカットアリによる男性のQOLとリビドー改善作用



トンカット・アリによる免疫調節作用



勃起障害を改善するハーブ:メタ解析



トンカットアリによる肝臓薬剤代謝酵素への影響




DHCでは、マカトンカット・アリを製品化しています。


また、
ED(勃起障害)対策サプリメントも製品化しています。


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