サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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高ホモシステイン血症が常位胎盤早期剥離のリスクを高める [2019年02月05日(火)]
妊娠前から妊娠初期にかけての葉酸の摂取が、神経管閉鎖障害のリスクを低減するというのは、20年以上前から知られている話です。

その後の研究により、母親の健康と子どもの健やかな成長における、葉酸の多彩な働きが明らかとなってきました。


まず、妊娠前から妊娠中に継続して葉酸を摂取すると、

先天奇形(神経管閉鎖障害や先天性心疾患、口唇口蓋裂)のリスク低減、

不育症(習慣流産)のリスク低減といった効果があります。


また、妊娠中から出産、産後にかけて、

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)のリスク低減、

低出生体重児や早産のリスクの低下、

産後うつ病のリスク減少、

児の自閉症リスクが低下することなどです。



さらに、葉酸は、エピジェネティックな変化にも関与することから、葉酸の摂取不足が次世代の生活習慣病のリスクを高めることもわかっています。



葉酸サプリメントが、出産アウトカムの改善に有用な理由の一つに、

高ホモシステイン血症が常位胎盤早期剥離のリスクを高めることがあります。



胎盤は、妊娠中に母体から胎児に栄養や酸素を送るための臓器です。

常位胎盤早期剥離とは、正常な位置に付着している(常位)胎盤が、分娩終了よりも早い時期(早期)に剥がれてしまう(剥離)病気です。

妊娠中に機能するべき胎盤が、胎児がお腹のなかにいる間に子宮から剥がれてしまうと、母体から胎児への酸素供給が閉ざされて、胎児の状態が急激に悪くなってしまいます。


高ホモシステイン血症が、常位胎盤早期剥離のリスクを高めることが報告されています。


例えば、オランダで行われた研究では、血中ホモシステイン値と、胎盤早期剥離および胎盤梗塞との関連が検証されました。
(Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 1996 May;66(1):23-9.)


具体的には、

正常出産の被験者46名(対照群)と、

胎盤早期剥離あるいは胎盤梗塞を生じた被験者84名を対象に、


空腹時の総ホモシステイン値あるいは、経口メチオニン負荷試験により、ホモシステイン代謝が調べられ、

血中及び赤血球中の葉酸、
血中ビタミンB12、
活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸)
も測定されています。

解析の結果、


高ホモシステイン血症と診断された被験者の割合は、

対照群では4名(9%)、

患者群では26名(31%, P < 0.05)

でした。

各ビタミン類の中央値は、
赤血球中の葉酸値(=両群とも同程度)以外すべて、

対照群に比べて、

患者群で低値でした。


空腹時の総ホモシステイン値の中央値は、

初回妊娠時期に胎盤早期剥離や胎盤梗塞を生じた妊婦において、

合併症のない妊娠でそれらのイベントを生じた妊婦に比べて、

高値でした。


以上のデータから、

高ホモシステイン血症は、胎盤早期剥離や胎盤梗塞のリスクを高めると考えられます。






日本では神経管閉鎖障害が増加中


DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
一ヶ月30日分は、258円です。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)





妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート




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