サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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クル病予防のためのビタミンDサプリメント:メタ解析 [2019年02月07日(木)]
ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。


慈恵医大による先行研究では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。

日本では、ビタミンD推奨量は、欧米と比べて少ない量になっています。

アウトカムの設定が違うためですが、日本の高齢者では、ビタミンD欠乏が示されており、
ビタミンDサプリメント投与による転倒予防・骨折予防の効果も示されていることから、

もっと積極的にとるべきベーシックサプリメントです。

私はもちろん、ビタミンD3サプリメントを摂っています。




今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、乳児のクル病予防のためのビタミンDの投与量について検証したメタ解析が、ドイツのグループ(Ruhr University Bochum)から報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Feb 5.)



クル病の予防のために、1日あたり400 IUの投与および血中ビタミンD値(25OHD)の50 nmol/L以上が推奨されています。

一方、上限は、250 nmol/Lとされています。

今回の系統的レビューメタ解析では、

1歳までの乳児において、

ビタミンDサプリメント投与による血中ビタミンD値の上昇との関係が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、

介入試験が検索され、

87報が抽出され、

27報の61試験1,828名が、解析の対象となりました。



解析の結果、

まず、
19報のコホート研究では、

ビタミンD(25OHD)は開始の時点で50 nmol/L以上でした。

ビタミンDのサプリメント投与により、

49.4 nmol/Lの有意な上昇が見出されました。
(95% CI 43.6-55.3 nmol/L; P&#8201;<&#8201;0.001)


上昇は、用量依存的であり、
(P&#8201;=&#8201;0.002)


早産児よりも満期産児のほうが有意な上昇であり、
(P&#8201;<&#8201;0.001)

開始時に50 nmol/L以上であった群に比べて、

50 nmol/L未満の群のほうが、有意な上昇を示しました。
(P&#8201;=&#8201;0.001),



ほとんどの満期産児において、

ビタミンD3は、400 IU/日の用量で、

血中25OHD値が50 nmol/Lに達するのに十分な用量でした。



乳児の97.5%以上が、

1日あたり200〜1200 IUの用量であり、

血中25OHD値が250 nmol/L以下に収まっていました。

なお、2.5%の乳児では、1600IU/日の投与量でした。


以上の系統的レビュー/メタ解析のデータから、

乳児のクル病の予防のためには、

1日あたり400IUのビタミンDサプリメントが血中ビタミンD値の上昇に十分であると考えられます。





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近年、ビタミンDは、骨の健康維持だけではなく、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な効果が示されています。


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





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