サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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制酸剤(PPIs)の長期連用が死亡率を上昇する [2019年03月10日(日)]
生活習慣病の治療薬を服用中に必要なサプリメントに関連して、医薬品による有害事象の論文を読んでいました。


BMJに、胃酸分泌抑制剤のプロトンポンプ阻害薬(PPIs)の服用と、死亡率との関連を検証したコホート研究が、米国のグループ(VA Saint Louis Health Care System)から報告されていました。
(BMJ Open. 2017 Jul 4;7(6):e015735.)


胃酸分泌抑制剤のプロトンポンプ阻害薬(PPIs)は、広く処方されており、

PPIsの服用とさまざまな有害事象の上昇との関連が示されています。


今回の研究では、
PPIの服用と、全死亡率との関連が検証されました。

具体的には、
米国退役軍人病院でのコホート研究として、

プロトンポンプ阻害薬(PPI)あるいはヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2RA、H2ブロッカー)の新規服用者(n=349 312)を対象にした研究が主コホート研究、

追加コホート研究として、
PPIと非PPIの比較のコホート研究 (n=3 288 092)

および
PPIと、非PPIかつ非H2ブロッカーの比較 (n=2 887 030)

が行われ、
主アウトカムは、死亡リスクです。


フォローアップ期間の中央値は、

5.71年
(IQR 5.11-6.37)
です。

解析の結果、

H2ブロッカー服用者に比べて、

PPI服用者では、死亡リスクが25%有意に上昇していました。
(HR 1.25, CI 1.23 to 1.28)


PPI服用による死亡リスクは、
傾向スコア(プロペンシティスコア;ある治療を割り当てられる確率)の補正後でも、
16%有意に高値でした。
(HR 1.16, CI 1.13 to 1.18)


死亡リスクは、

PPI服用と、PPIの非服用、
(HR 1.15, CI 1.14 to 1.15),

PPI服用と、PPIの非服用及びH2ブロッカー非服用、
(HR 1.23, CI 1.22 to 1.24)

の比較でも有意な上昇を示しました。

PPI服用に伴う死亡リスクは、

GI疾患のない被験者において上昇しており、

PPI服用は、H2ブロッカー服用に比べて、24%のリスク上昇、
(HR 1.24, CI 1.21 to 1.27),

PPI服用は、PPI 非服用に比べて、19%のリスク上昇
(HR 1.19, CI 1.18 to 1.20)

PPI服用は、PPIとH2ブロッカーのいずれも非服用と比べて、22%のリスク上昇、
(HR 1.22, CI 1.21 to 1.23)

でした。

PPIの新規服用者では、

服用期間と、死亡リスクとの間に相関が認められます。

以上のデータから、

PPI利用は、死亡リスク上昇と相関し、

特に、消化管の疾患がない患者、および、服用期間が長い患者では、死亡リスク上昇とのリスクがあると考えられます。




サプリメントと医薬品の組み合わせについてのテーマでは、サプリメント・健康食品が医薬品の効果を減弱させる、というネガティブな話題がよく取り上げられます。

しかし、実際には、このようなケースは非常にまれです。

むしろ、日常臨床の現場では、生活習慣病の医薬品を服用中の患者では、医薬品の作用により、さまざまなビタミンやミネラルが減少しています。

そして、これらの必須微量栄養素が潜在的に不足している結果、いろいろな不定愁訴や病態が生じているのです。

これまでに、多くの研究によって、医薬品服用によるビタミンやミネラル、コエンザイムQ10の喪失や減少が報告されてきました。



生活習慣病の治療薬を服用中に必要なサプリメント


胃薬(制酸剤、胃酸分泌抑制薬)の長期服用がビタミンB12欠乏を生じる





糖尿病治療薬メトホルミンがビタミンB12欠乏を生じる


そこで、現在では、
生活習慣病の医薬品を服用中の場合、栄養素の喪失や不足に対する保険的な意味合いで、栄養素の充足を担保するために、次のサプリメントの併用が必要です。


@マルチビタミン

Aマルチミネラル


BコエンザイムQ10
(LDLコレステロール降下薬のスタチン剤の服用中には必須です。)



Cオメガ3系必須脂肪酸(EPA、DHA)
EPA
DHA

DビタミンD3サプリメント

Eプロバイオティクス
乳酸菌EC-12 30日分 5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!

ビフィズス菌+オリゴ糖

なお、これらは、健康増進や疾病予防のために、年齢や性別に関わりなく推奨できるベーシックサプリメントでもあります。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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