サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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女性・若年・高学歴がCAM利用者の特徴:スウェーデンのがん患者調査 [2019年03月28日(木)]
今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、スウェーデンのがん患者におけるCAMの利用状況を調べた研究が報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2019 Mar 13;19(1):62.)



補完代替医療(CAM)は、健康な人が健康増進や未病対策で利用するだけではなく、

慢性疾患を有する患者が、標準治療への補完療法として利用することもあります。


今回の研究では、
スウェーデンのがん患者におけるCAM利用の状況と関連因子が調べられました。


具体的には、
大学病院の腫瘍科の外来において、がん患者1297名を対象にアンケート調査が行われ、

58% (n = 755)から回答が得られ、解析が行われました。


解析の結果、

過去のCAM利用率(生涯にわたる期間での利用率)は、34%(256名)であり、

がんと診断後のCAM利用率は26%(n = 198)でした。

CAM利用と相関していた背景因子は、

・女性、

・若年、

・高学歴

でした。

つぎに、

最もよく利用されているCAMは、


ビタミンやミネラルを含む天然製品(natural products)と、リラクセーションでした。

CAM利用の主な目的は、

身体機能の改善、

全般的および感情的なウェルビーイングのため、

がんと闘うための身体能向上のため

でした。

CAM利用の満足度は、全般的に高いとされました。


有害事象は、まれであり、軽度でした。

CAM利用者の54%は、CAMに対する一カ月当たりの費用は50ユーロ未満でした。


三分の一が、CAM利用について、がんケアプロバイダー(がん治療提供者)と相談していました。

また、

参加者の半数以上が、
がんケアプロバイダーはCAM利用について相談をできるようになるべきであり、

がんケアにおいて、CAM利用が考慮されるべきと考えていました。


以上のデータから、

がんの標準治療の中では、アクセスやアドバイスが限定されているにもかかわらず、

スウェーデンでは、4分の1のがん患者がCAMを利用していること、
また、
がん患者と、治療提供者との間の対話は十分とは言えないこと、

がん標準治療におけるCAM療法の選択肢が統合されることの必要性
などが示唆されます。




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