サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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エクオール産生が多いと2型糖尿病リスクが低減 [2019年04月20日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、尿中エクオールと2型糖尿病リスクとの関連を調べた疫学研究が、中国のグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2019 Apr 5.)


エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。



先行研究では、次の報告があります。


エクオール(10mg)が日本人女性の骨の健康維持と心臓病予防に有用



膣のアンチエイジングにエクオールの働き



先行研究では、

イソフラボンによる2型糖尿病リスク低減作用が示唆されています。


今回の研究では、

生体でのバイオマーカーとして、
尿中エクオール、ダイゼイン、ゲニステインの濃度と、2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。



具体的には、

前向き研究として、

中国人の被験者2818名を対象に、

尿中のエクオール、ダイゼイン、ゲニステインといったイソフラボン量が測定され、

2型糖尿病リスクとの関連が検証されました。


解析の結果、

尿中エクオールの濃度と、

2型糖尿病リスクとの間に有意な負の相関が見出されたということです。

なお、尿中ダイゼインとゲニステインとでは、有意な相関は認められませんでした。


第1三分位群に比べて、

第2三分位群では、48%の2型糖尿病リスク低下
0.52 (0.37, 0.73)

第3三分位群では、28%のリスク低下
0.72 (0.53, 0.97)

という相関でした。


男女別の層別解析では、


男性での第2三分位群は、

第1三分位群に比べて、

71%のリスク低下が見出されたということです。
0.29 (0.14, 0.58)


また、女性では、
33%のリスク低下でした。
0.67 (0.45, 1.01)


その他、
hsCRP やRBP4については、2型糖尿病リスクとの関連は見出されませんでした。



以上のデータから、

尿中エクオール濃度が高いと、

2型糖尿病リスクが低減することが示唆されます。






エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。


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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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