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最新の高血圧の診断基準(JSH2019) [2019年04月30日(火)]
日本では、高血圧の患者は約4300万人と推計されています。

このうち、降圧目標に到達しているのは2016年時点で1200万人しかいません。

先日(といってもしばらく前ですが)、

日本高血圧学会が診断基準を5年ぶりに改訂し、

「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」を発表しました。



新しいガイドラインで示された高血圧の基準値は、従来通り、

診察室血圧が140/90mmHgで、

家庭血圧が135/85mmHgです。

(収縮期血圧あるいは拡張期血圧のいずれか一方を満たせば、高血圧です。)


最近の研究では、血圧は低いほど、脳梗塞や心筋梗塞などの合併症のリスクが減ることが示されています。


そのため、
2018年11月に発表された米国のガイドラインでは、

25年ぶりに変更され、従来の140/90mmHgから130/80mmHgに引下げられました。

一方、2019年6月に示された欧州のガイドラインでは、

高血圧の基準値は変えず、降圧目標を忍容性があれば130/80mmHgとしました。


さて、今回のJSH2019では、次のような基準となりました。

従来の至適血圧がなくなり、正常血圧、正常高値血圧の数値が引き下げになり、高値血圧が設定されました。


正常血圧: 120未満 かつ 80未満

正常高値血圧: 120−129 かつ 80未満

高値血圧: 130−139 かつ/または 80−89


I度高血圧: 140−159 かつ/または 90-99

U度高血圧: 160−179 かつ/または 100−109

V度高血圧: 180以上 かつ/または 110以上

(孤立性)収縮期血圧: 140以上 かつ 90未満








「NIPPON DATA 2010」などの調査によると、

日本の高血圧の有病者数は4,300万人にのぼると推計されています。


しかし、そのうち57%(2,450万人)しか治療を受けていません。

さらに、治療を受けている患者の50%(1,200万人)しか血圧が基準である140/90mmHg未満にコントロールされていない、とされています。




高血圧は、心筋梗塞や脳卒中のリスクであり、

医療介護費の抑制や健康寿命延伸のためには、

高血圧の予防と改善、治療が必要です。


今回の診断基準では、

診察室血圧にて、

「正常血圧」は問題ありませんが、

「正常高値血圧」(120〜129/80mmHg未満)以上のすべての該当者は、

生活習慣の修正が必要です。

また、
高リスクの「高値血圧」者および「高血圧」者(140/90mmHg以上)では、

生活習慣の修正を積極的に行い、

必要に応じて降圧薬治療を開始することが推奨されました。



降圧目標は、

診察室血圧が130/80mmHg、

家庭血圧が125/75mmHg

です。


糖尿病患者、CKD患者(蛋白尿陽性)、抗血栓薬服用中の患者などの降圧目標も、

従来通り130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75mmHg未満)とされています。




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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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