サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年07月  >
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
全米売り上げ一位の医薬品が効く人は5人に1人 [2019年05月11日(土)]
少し前ですが、ネイチャー誌に、個別化医療(パーソナライズドメディシン)についての総説が掲載されていました。
(Nature. 2015 Apr 30;520(7549):609-11.)

かつては、大規模臨床試験を行い、医薬品などの介入方法の効果を検証して、それに基づいて治療を、という考え方が主流でした。

しかし、現在では、個人差に注目した個別化医療の時代であり、

かつ、病気になる前に予防してしまう先制医療が探索されています。

現在も、医薬品成分では、二重盲検ランダム化比較試験がゴールドスタンダードではありますが、あくまで集団をみているだけであり、

遺伝子多型やエピジェネティックな変化も考慮した個別化医療ということにはなっていません。

現場の医療では、個別化医療にはほど多く、あまりに安易に、医薬品が処方されています。

薬漬け医療が一般的な日本では、医療用医薬品は年間10兆円を超す売り上げです。


私も外来診療では、最低限、必要な医薬品は処方します。

では、医薬品は、どのくらい有用なのでしょうか?

ネイチャーの総説には、非先制医療(Imprecision medicine)と題した図が掲載されています。

米国で、売り上げ上位10の医薬品のうち、その薬が効く人(青)と、効かない人(赤)が示されています。

例えば、全米売り上げ第1位の医薬品は、
統合失調症のエビリファイです。

しかし、エビリファイの効果があるのは、5人に1人となっています。
(治療必要数NNTに基づいたデータです。)

その他の医薬品も、軒並み効かない人のほうが多い状況です。
(NNTにて、効果がある一人に対して、効果がない人が3人か24人にも達する状況です。)

(ちなみに、エビリファイは、日本の製薬企業の製品です。)




所詮、医薬品は病人が増えたら儲かるビジネスなのです。

100歩譲って、効果があればいいのですが、大多数は効果がない、ということが問題です。

理念としては、先制医療が流行り言葉になっていますが、

現実は、まだまだ残念な状況です。


やはり私としては、病気にならないように、

ゆるかやな糖質制限で、地中海をベースに、サプリメントを20種類くらいといって、という生活になります。

(運動不足を何とかしなくてはいけないのですが。。)



世の中には、食育原理主義の人がいたり、薬大好きな人がいたり(薬のほうが儲かるでしょうし)、
健康食品・サプリメントの利活用による健康増進・疾病予防・未病改善、という方法に対しては抵抗勢力が多いと感じます。

食事が大事で、というのは当たり前です。

一方、サプリメントの適正使用による健康増進、未病改善、健康寿命延伸というエビデンスが構築されている今日、
食事に気を付けるから、サプリメントはいりません、というのは、単なる情緒的な判断でしかありません。

あくまでセルフケアですので、サプリメントを利用するかしないかは、個人の自由ですが、
病気になってから、効かない薬を処方されたり、あるいは、薬の副作用が出ていないかを確認するために毎月、医療機関で血液検査をしたり、などということにならないように、選択肢を考えるべきと思います。


------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------

posted at 23:55 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/4780
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る