サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年06月  >
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリアーカイブ
最新記事
カカオポリフェノールが軽度認知障害(MCI)の進行を抑える [2019年05月23日(木)]
今月の臨床医学のジャーナルに、カカオポリフェノールの摂取により、軽度認知障害(MCI)の進行が抑制されることを示した研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Medicina (Kaunas). 2019 May 17;55(5).)


認知症は、要介護・要支援となる原因の第1位であり、健康寿命延伸には認知症の予防が重要です。

軽度認知障害(MCI)は、認知症予備軍の状態です。


チョコレートやココアに含まれるカカオポリフェノール(フラボノイド類)は、

抗炎症作用や抗酸化作用を介した生活習慣病リスク低減効果が知られています。

また、血管内皮細胞由来のNO産生亢進を介して、高血圧改善作用を示します。

さて、

今回の研究では、

カカオポリフェノールによる軽度認知障害(MCI)に対する作用が検証されました。


具体的には、
後ろ向きコホート研究として、

56−75歳のMCI患者55名(男性29名、女性26名)を対象に、

(被験者は2017年1月から12月の間に「Center for Cognitive Disorder and Dementia of the IRCCS Centro Neurolesi Bonino Pulejo (Messina, Italy) 」に参加。)

カカオポリフェノールの摂取と、認知機能指標(MMSE)について、1年間のフォローアップが行われました。

解析の結果、

認知機能の低下が認められた患者群に比べて、

認知機能の悪化が認められなかった患者群では、

カカオポリフェノールの摂取が有意に高値でした。
(χ2 = 13.79, df = 1, p-value < 0.001)

次に、

認知機能の低下が認められなかった群(つまり認知機能が改善した群あるいは一定であった群)のサブ解析では、

改善が認められた群の46.2%が、カカオポリフェノール摂取群でした。



以上のデータから、

カカオポリフェノールの摂取による軽度認知障害(MCI)の進行抑制作用が示唆されます。


今後、介入試験など質的に高い研究による臨床的意義の検証が期待される分野です。


これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。

特に、ダークチョコレートによる心血管リスク低減作用は確立しているといいでしょう。

ココア/カカオポリフェノールの高血圧改善効果:コクランレビュー





認知症の予防のために、
現状のエビデンスを見るとき、

・食事療法では、地中海食やMIND食が基本であり、

・葉酸サプリメントは中高年以降、全員に推奨できます。

・また機能性表示食品では、イチョウ葉エキスが、記憶力の維持に有用です。




マインド食(Mind diet; Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay)は、米国ラッシュ大学のグループが、地中海食と高血圧の食事療法のDASH食を組み合わせて、認知症予防のために考案した食事パターンです。

2015年にラッシュ大学から、マインド食がアルツハイマー病を50%減らす、というデータが発表され注目されるようになりました。

マインド食と地中海食がアルツハイマー病リスクを半減する


マインド食で認知機能が7.5歳改善


DHCでは、マインド食や地中海食に欠かせないエクストラバージンオリーブを扱っています。







葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。



葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240&#13197;の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
通常価格

\239(税込\258)



イチョウ葉 脳内α(アルファ)30日分【機能性表示食品】
イチョウ葉由来の機能性関与成分2種で、脳の血流を改善し、記憶力の維持を!





------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



『天然葉酸』サプリメントは虚偽の表示



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------
posted at 23:55 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/4792
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る