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お茶のエキスが肥満での糖・脂質代謝を改善:メタ解析 [2019年06月11日(火)]
臨床栄養学の専門ジャーナルに、お茶のエキス(抽出物)による肥満・メタボリック症候群の内分泌代謝関連指標への作用を検証したメタ解析が報告されていました。
(Clin Nutr. 2019 May 24)


緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 



さて、
今回のメタ解析では、

肥満に伴う内分泌代謝異常に対するお茶の抽出物(エキス)の作用が検証されました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(MEDLINE, PsycINFO, Scopus, EMBASE, CENTRAL)

1985年から2017年5月までに収載された論文から、

肥満/メタボリック症候群に対して茶エキスを投与したランダム化比較試験(RCT)が検索され、

16報のRCTから、

1,090名のデータが解析の対象となりました。


解析の結果、

茶エキス投与によって、

BMIの有意な減少、
(SMD, -0.27; 95% CI, -0.40 to -0.15, P < 0.0001)

血糖値の有意な低下、
(SMD, -0.22; 95% CI, -0.34 to -0.10, P = 0.0003)

HDLコレステロール値の有意な増加、
(SMD, 0.18; 95% CI, 0.01 to 0.35, P = 0.03)

が見出されたということです。


また、
血圧やその他の体組成指標、コレステロール値についても、改善傾向が認められました。
(有意差なし)


有害事象については、対照群との間に有意差は認められませんでした。
(0.99; 95% CI: 0.55, 1.77, P = 0.97)


以上のメタ解析データから、

メタボリック異常を有する肥満者において、

お茶のエキス(抽出物)の摂取による体組成の改善及び内分泌代謝関連指標の改善作用が示唆されます。



緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。


緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析


緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 


コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下


緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者


緑茶による高齢者での認知機能改善効果


緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用


緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用


緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用


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