サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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コエンザイムQ10による抗炎症作用:メタ解析 [2019年06月13日(木)]
今月の薬理学研究の専門ジャーナル(電子版)に、コエンザイムQ10による炎症関連マーカーへの作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Pharmacol Res. 2019 Jun 8)


コエンザイムQ10は、ATP産生作用や抗酸化作用を介して、さまざまな生活習慣病に効果が示されています。

健康な人や未病の状態では、1日あたり90mg〜110mg程度をベーシックサプリメントとして毎日摂取します。

一方、何らかの疾患があり、補完療法として用いる場合には、1日あたり100mg〜300mg程度の利用になります。


コエンザイムQ10(CoQ10)による慢性炎症抑制効果:メタ解析



コエンザイムQ10の抗炎症作用:メタ解析



慢性炎症は、がんや動脈硬化性疾患を引き起こす病態の一つです。


先行研究では、コエンザイムQ10による抗炎症作用が示唆されています。


そこで、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

コエンザイムQ10投与による炎症関連マーカー(TNF-α、IL-6)への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed/Medline, EMBASE, Web of Science, SCOPUS, Cochrane Library databases, Clinical Trials.gov)

2018年12月までに収載された論文から、

コエンザイムQ10を投与したランダム化比較試験(RCT)が検索され、

9報のRCTが抽出され、

509名の被験者が解析の対象となり、
(コエンザイムQ10群;269名、対照群; 240名)

TNF-α とIL-6への影響が調べられています。


解析の結果、

コエンザイムQ10(60-500 mg/日を8−12週間)投与により、


TNF-α値の有意な低下、
(SMD: -0.44, 95% CI: [-0.81 to -0.07] mg/dl; I2 = 66.1%, p  = 0.00)

IL-6値の有意な低下、
(SMD: -0.37, 95% CI: [-0.65 to -0.09]; I2 = 57.2, p  = 0.01)

が見出されました。


次に、層別解析では、

BMIが26未満の被験者において、

TNF-αとIL-6の顕著な低下が認められました。


以上の系統的レビュー/メタ解析のデータから、

コエンザイムQ10による慢性炎症の抑制作用が示唆されます。

生活習慣病や内臓脂肪型肥満に伴う病態の本質は、「慢性炎症」です。

したがって、機能性食品成分による病気の予防のためには、抗炎症作用を有し、かつ、安全性が確立し、かつ、経済性(費用対効果)の高い製品の利用が進められます。


食品成分で、抗炎症作用を有し、かつ、多くの臨床研究において有用性が示されているのは、ビタミンD、コエンザイムQ10、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)、ウコン、グルコサミンなどです。

コエンザイムQ10は、ベーシックサプリメントとして広く摂取が推奨できます。

もちろん私もDHCのコエンザイムQ10サプリメントを毎日、摂っています。





コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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