サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ビタミンDによる抗酸化作用@糖尿病患者 [2019年06月17日(月)]
今月の分子栄養学の専門ジャーナルに、高齢の糖尿病患者において、ビタミンDによる酸化障害への作用を検証した臨床研究が、ポーランドのグループ(Medical University in Lodz)から報告されていました。
(Int J Mol Sci. 2019 Jun 13;20(12).)


先行研究では、

血中ビタミンDが低いと2型糖尿病リスクが高くなるといった研究が知られています。


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病


ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析


ビタミンDが糖尿病発症リスクを12%抑制傾向@NJEM



そこで、

今回の研究では、

45歳以上のメタボリック症候群を有し、ビタミンD欠乏の被験者92名を対象に、

ビタミンDサプリメント投与によるDNA障害と内分泌代謝指標への作用が検証されました。

具体的には、

・ビタミンDサプリメント(2,000IU)投与群:48名、

・対照群:44名

の2群について、

10月から3月までの3ヶ月間に介入が行われました。

サブ解析では、2型糖尿病の有無による検証が行われました。


介入の前後で、

ビタミンD値、糖代謝や脂質代謝関連指標、酸化DNA障害の指標が測定されました。

解析の結果、

まず、

ビタミンDサプリメントの3ヶ月間の投与により、

2型糖尿病の有無に関わりなく、

血中ビタミンD値は生理学的に許容範囲内に上昇しました。


このとき、

ビタミンDサプリメント投与群では、

リンパ球内の酸化DNA障害値の有意な低下が認められました。


内分泌代謝関連指標では、

ビタミンDサプリメント投与によって、

HDLコレステロール値の有意な上昇、

インスリン抵抗性(HOMA-IR)の有意な低下、

TG/HDL比の有意な低下が見出されました。


さらに、

2型糖尿病の患者では、

HbA1c値が0.5%低下しました。


以上のデータから、

中高年のメタボリック症候群患者で、

ビタミンD欠乏の患者では、

2型糖尿病の有無にかかわらず、

冬季の3ヶ月間、1日あたり2000IUのビタミンDサプリメント投与によって、

酸化DNA障害の低下が示唆されます。

また、
2型糖尿病の患者では、

脂質代謝とインスリン抵抗性の改善作用も示唆されます。


ビタミンDは、
内分泌代謝関連指標に対する改善効果が示されています。


日本人2型糖尿病患者の90%以上がビタミンD不足


ビタミンDによるインスリン抵抗性改善作用@2型糖尿病



ビタミンDが2型糖尿病での糖代謝を改善する:メタ解析



ビタミンDによる妊娠糖尿病での糖代謝改善作用:メタ解析


ビタミンD低値が高血糖と相関する:メタ解析



拡張期血圧に対するビタミンDの降圧作用:メタ解析


フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー


一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。




DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、

臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000 IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/mL増加する、

という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。







DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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