サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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エクオールサプリメントによる更年期症状改善作用 [2019年06月30日(日)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、エクオールサプリメントによる更年期症状改善作用を示した予備的な臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(Curr Dev Nutr. 2019 Jun 13;3(Suppl 1).)


大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。

また、抗酸化作用や抗炎症作用を介した機能性から、生活習慣病のリスク低下作用や抗がん作用も注目されています。


先行研究では,大豆製品の摂取による乳がんや前立腺がん、消化器がんのリスク低下作用が示されています。


大豆イソフラボンによる胃がんリスク低下:高山スタディ


納豆の摂取が心臓病を予防する:高山スタディ




エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




そこで、

今回の研究では、

エクオールサプリメントによる更年期症状への作用が検証されました。

具体的には、

オープンラベル試験として、

1日あたり10mgのエクオールサプリメントが12週間投与され、

更年期関連症状の変化が調べられました。
(0, 3, 7, 12週の時点で、オンライン調査として、うつ、疲労、脱毛、ほてり、気分の変動、記憶、寝汗、性欲、体重増加など)


解析の結果、

まず、試験開始の時点での調査では、

1164名の多くが、更年期症状を示していました。
・不安 (78%), 性欲の変化 (83%), うつ(70%), 疲労(89%), 脱毛 (57%), ほてり(97%), 気分の変動 (85%), 記憶の問題 (86%), 夜間発汗 (95%), 睡眠障害 (95%), 体重増加 (81%)


次に、

12週間のエクオールサプリメントを投与された被験者(247名)では、

90%の被験者(223名)が、1つ以上の更年期症状において、改善を示しました。


更年期症状の改善を示した223名の内訳は、

82%がほてりの改善、

71%が夜間発汗/寝汗の改善、

40%が睡眠障害の改善

でした。


以上のデータから、

1日あたり10mgのエクオールサプリメントの投与による更年期症状改善作用が示唆されます。


女性特有の症状に対して、

植物エストロゲンの有用性が示唆されています。


エクオール(S-equol)は、大豆製品の経口摂取後、大豆イソフラボンであるダイゼインが腸内細菌により代謝されて産生されます。

米国では、20-30%がエクオール産生能を有しているとされ、

大多数の人が、エクオールサプリメントの有用性を享受できると考えられます。


エクオールによる更年期症状改善作用:メタ解析



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エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。

エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、

更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。




ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。

日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。

また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、

日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。

エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。




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