サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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緑茶テアニンがストレス関連症状と認知機能を改善する [2019年07月17日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、緑茶テアニンによるストレス関連症状の軽減と認知機能の改善作用を示した臨床研究が、国立精神・神経医療研究センターのグループから報告されていました。
(Curr Dev Nutr. 2019 Jun 13;3(Suppl 1))



緑茶には、カテキンと、テアニンが含まれています。

カテキンは、ポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。

カテキンは、一番茶では約12〜14%、二番茶では約14〜15%と増加します。

玉露のように光が当たらないよう被覆栽培されるものは、カテキンの生成が抑えられ、煎茶よりも少なくなります(その代わり、玉露にはテアニンが多く含まれます)。


テアニンはアミノ酸の1種で、うまみを感じる成分です。
また、ストレス軽減作用があるアミノ酸です。

テアニンは、茶樹の根で作られ、葉に移っていきます。
また、テアニンは光が当たると分解してエチルアミンをつくり、エチルアミンがカテキンに変化します。

光が当たらないとテアニンは分解されないので、玉露のように、被覆栽培するとテアニンの含有量が高く、カテキンの生成が抑えられたお茶となります

テアニン
リラックスの素 30日分
緑茶成分テアニン配合! 飲んでスッとでリラックス




テアニンによるストレス軽減効果



さて、今回の研究では、

L-テアニンによるストレス関連症状および認知機能への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化偽薬対照二重盲検クロスオーバー試験として、

(精神疾患を有していない)健常者30名(男性9名、女性21名、平均年齢48.3 ± 11.9歳)を対象に、

L−テアニン(200mg/日)あるいは偽薬が4週間投与され、
(wash outは2週間)

ストレス関連症状と認知機能が測定されました。


ストレス関連症状は、
Self-rating Depression Scale (SDS),
State-Trait Anxiety Inventory (STAI),
Pittsburgh Sleep Quality Index (PSQI).

認知機能は、
Cognitive functions were assessed with Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia (BACS)
により調べられています。


解析の結果、

L-テアニンの4週間投与によって、

SDS, STAI-trait, PSQI のスコアはいずれも有意に低下(改善)しました。

一方、偽薬群では、

有意な変化は見出されませんでした。


また、
認知機能検査(BACS)では、

L-テアニン投与後に、

言語流暢性および遂行機能スコアの有意な上昇が見出されました。
(p = 0.001 and 0.031)
(偽薬群では有意差ナシ)

睡眠潜時、睡眠障害、睡眠薬服用といったPSQIのサブスコアの変化は、

偽薬群よりも、L-テアニンのほうで改善が見出されました。


なお、

L-テアニンの摂取による有害事象は認められませんでした。


以上のデータから、

1日あたり200mgの緑茶テアニンにより、

睡眠障害やうつなどのストレス関連症状の軽減作用、認知機能の改善作用が示唆されます。





テアニン
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緑茶成分テアニン配合! 飲んでスッとでリラックス




テアニンによるストレス軽減効果



緑茶テアニンによるうつ病の症状改善作用





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