サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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イミダペプチド(アンセリン/カルノシン)が認知機能に好影響を与える@APOE4+MCIの認知症高リスク群 [2019年07月24日(水)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、APOE4+MCIの認知症高リスク群において、イミダゾールペプチド(アンセリン/カルノシン)による認知機能への好影響を示した臨床研究が、東京大学@柏のグループから報告されていました。
(Nutrients. 2019 Jul 17;11(7).)



イミダゾールジペプチド(アンセリン・カルノシン・バレニン)は、ヒトの体内で産生されるアミノ酸の1種です。

大型回遊魚(マグロ、カツオ)の筋肉中にも含まれており、


先行研究では、疲労軽減効果が示されています。


MCI(軽度認知障害)は認知症予備軍であり、

遺伝子変異であるAPOE遺伝子は認知症の高リスク群であることがわかっています。


さて、今回の研究では、

アンセリン/カルノシン含有サプリメントによるMCIへの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

MCI(軽度認知障害)を有する54名を対象に、

・750mgのアンセリン+250mgのカルノシン含有サプリメント投与群、

・偽薬投与群

の2群について、12週間の介入が行われ、

認知機能の変化が測定されています。


解析の結果、

認知機能関連指標(gloCDR)のスコアは、

偽薬群よりも、

実薬群のほうで有意な改善を示しました。
(p = 0.023)


しかし、MMSEやWechsler Memory Scale、 ADASといった他の指標では有意な改善は検出されませんでした。


次に、
APOE4の有無で層別解析を行うと、

認知症高リスクであるAPOE4(+)の被験者では、

MMSE(p = 0.025)およびgloCDR (p = 0.026)の有意な改善が認められました。


以上のデータから、

イミダゾールペプチドであるアンセリンとカルノシンの複合サプリメントによる軽度認知障害への好影響、特に、高リスク群であるAPOE4保因者での好影響が示唆されます。




DHCでは,
イミダゾールペプチドサプリメントを製品化しています。


イミダゾールペプチドは,イミダゾール基を有するアミノ酸結合体の総称です。

近年、イミダゾールジペプチドが,抗疲労を有する機能性成分・サプリメントとして利用されるようになりました。

産官学による研究で,抗疲労作用という機能性が示された成分です。


アンセリンanserineやカルノシンcarnosineといった成分があります。

東南アジアの栄養ドリンク剤には,トリ胸肉エキスを利用したものがあります。

トリ(鶏)胸肉抽出物は,CBEX(Chicken Breast Extract)として知られる機能性食品素材です。

トリ胸肉中にはイミダゾールジペプチドであるカルノシンやアンセリンが豊富に含まれており,予備的な臨床研究では,トリ胸肉抽出物(イミダゾールジペプチドとして400mg含有)投与による抗疲労効果が示されています。


イミダゾールジペプチド(カルノシンおよびアンセリン)は,抗酸化作用を有し,活性酸素による組織傷害に対する保護作用を示します。

また,イミダゾールジペプチド投与により,骨格筋中のカルノシンおよびアンセリン濃度が上昇します。

骨格筋のカルノシンの濃度は,運動パフォーマンスと相関することから,
骨格筋におけるイミダゾールジペプチドの抗酸化作用により,抗疲労効果が発揮されると思われます。




日本人を対象にした臨床研究

「アンセリン含有フィッシュペプチドの高尿酸血症への効果」

を報告しており、



DHCでは、アンセリンを製品化しています。




機能性食品・サプリメントの中で、ヒト臨床研究によって、認知症改善作用が示されているのは、次の成分です。



イチョウ葉エキスによる認知症への効果:メタ解析


イチョウ葉エキス


イチョウ葉エキス製剤による認知症の症状改善作用


イチョウ葉エキスによる認知症改善効果@ドイツ


イチョウ葉エキスの有効性と安全性


イチョウ葉エキス20年間摂取による認知機能低下抑制作用


イチョウ葉エキスと認知症治療薬のシナジー


PS(ホスファチジルセリン)サプリメント


PS(ホスファチジルセリン)による認知機能改善作用


エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイル


エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析



・ビタミンB群

ビタミンB群投与による脳萎縮(灰白質萎縮)抑制効果と認知機能低下抑制効果


脳萎縮進行抑制効果を示した臨床研究


オメガ3系必須脂肪酸とαリポ酸によるアルツハイマー病の進行抑制効果



一般に、認知機能への効果を期待する場合には、ビタミンB群、オメガ3系脂肪酸(EPADHA)、イチョウ葉エキスといったサプリメントを比較的長期間(数ヵ月以上)に利用することが必要と考えられます。

また、ウコン・クルクミンによる認知症改善作用も報告されています。

DHCでは、複合サプリメントも製品化しています。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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