サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2019年11月  >
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリアーカイブ
最新記事
オリーブオイルの種類による健康効果の違い:ネットワークメタ解析 [2019年08月13日(火)]
栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、心血管リスクマーカーに対する各種オリーブオイルの有用性を検証したメタ解析が、ドイツのグループ(University of Freiburg)から報告されていました。
(Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2019 Jul 8.)

近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。


今回のネットワークメタ解析では、

オリーブオイルの種類の違いによる心血管リスクマーカーへの作用の相違が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(Medline, Web of Science, Cochrane Central).


少なくとも下記から2種類以上のオリーブオイルを用いて、

(精製オリーブオイルROO、混合オリーブオイルMOO、低ポリフェノールエクストラ(E)バージンオリーブオイルLP(E)VOO、高ポリフェノールエクストラ(E)バージンオリーブオイルHP(E)VOO),



3週間以上の介入を行ったランダム化比較試験が検索され、

16論文から13のRCTが対象となり、

健常者611名(年齢26-70歳)のデータが解析の対象となりました。

メタ解析の結果、

まず、

総コレステロール、HDL、中性脂肪、拡張期血圧については、


ROO, MOO, LP(E)VOO and HP(E)VOOの各オリーブオイルで有意差は検出されませんでした。


次に、

高ポリフェノールエクストラバージンオリーブオイルHP(E)VOO投与群では、

LP(E)VOOに比べて、

LDLコレステロール値の有意な低下が認められました。
(MD: -0.14 mmol/L, 95%-CI: -0.28, -0.01)

また、

HP(E)VOO とLP(E)VOO のいずれのエクストラバージンオリーブオイルも、

精製オリーブオイルROOに比べて、

収縮期血圧の有意な低下が見出されました。

(range of MD: -2.99 to -2.87 mmHg)

さらに、

ROOに比べて、

高ポリフェノールエクストラ(E)バージンオリーブオイルHP(E)VOO)では、

酸化LDLコレステロールの低下も見出されています。,
(standardized MD: -0.68, 95%-CI: -1.31, -0.04)


2次解析では、

精製オリーブに比べて、

エクストラバージンオリーブオイルのほうが、

酸化LDL低下作用が認められ、


オリーブポリフェノールの含有量に応じた用量依存性が見出されました。


つまり、

高ポリフェノール含有エクストラバージンオリーブオイル、低ポリフェノール含有エクストラバージンオリーブオイル、精製オリーブオイルの順に、酸化LDL抑制の作用があることになります。


以上のネットワークメタ解析の結果から、


高ポリフェノール含有エクストラバージンオリーブオイルが、

LDLコレステロールの低下、
(P-score: 0.83)

酸化LDLの低下、
(0.88),

収縮期血圧の低下
(0.75).

という有用性において最も優れていると考えられます。


近年の研究では、
単なるオリーブオイルではなく、
オリーブ由来のポリフェノールが豊富なエクストラバージンオリーブオイルのほうが、優れた機能性を有することが分かってきました。


ただし、日本では、JAS基準のオリーブオイルが出回っており、エクストラバージンオリーブオイルの品質が国際基準と比べて、高くありません。


エクストラバージンオリーブオイルの基準は、
IOC(国際オリーブ協会)では酸度0.8%以下、
JASの基準では酸度が2%未満です。


DHCのエクストラバージンオリーブオイルは、
酸度はわずか0.2%以下となっています。






地中海食やオリーブオイルの効能については、多くのエビデンスが報告されています。


地中海食で死亡率が半減する



低炭水化物(糖質制限)食と地中海食は低脂肪食よりも有効



オリーブオイルの摂取10gで全死亡率が7%低下



地中海食がメタボを抑制



エクストラバージンオリーブオイルによる認知症予防効果



バージンオリーブオイルとナッツ類を含む地中海食の抗炎症作用



バージンオリーブオイルの心臓病予防作用



オリーブオイルによる皮膚の老化抑制作用



地中海食による認知症予防効果



地中海食+CoQ10サプリによる抗酸化作用



超低炭水化物・地中海食による減量効果




地中海食による高尿酸血症リスクの低下



オリーブオイルによる動脈硬化抑制作用



バージンオリーブオイルによる骨代謝改善作用




オリーブオイルとナッツによる心血管リスク低下作用



伝統的地中海食による脂質代謝改善作用



オリーブオイルによる膀胱がんリスク低下




------------------------------------------------------------------

DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

------------------------------------------------------------------
posted at 23:56 | この記事のURL
この記事のURL
http://www.dhcblog.com/kamohara/archive/4874
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る