サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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乏精子症に対するコエンザイムQ10の有用性 [2019年08月24日(土)]
今月の生殖医学の専門ジャーナルに、特発性乏無力奇形精子症(oligoasthenoteratozoospermia)に対するコエンザイムQ10サプリメントの有用性を示した臨床研究が、イラクのグループ(University of Sumer)から報告されていました。
(Clin Exp Reprod Med. 2019 Aug 14.)



コエンザイムQ10は、抗酸化作用やATP産生作用を有する機能性成分で、体内でも産生されます。
しかし、加齢とともに内在性コエンザイムQ10は減少し、生活習慣病や慢性疾患でも低下がみられることから、アンチエイジング分野で広く摂取が推奨されているベーシックサプリメントです。



男性の精子数は、環境要因(環境汚染物質や内分泌かく乱物質)による影響を受けることがわかっています。

また、
テストステロンの低下は、抗酸化能の低下との相関も知られています。

先行研究では、抗酸化ビタミンと還元型コエンザイムQ10(ユビキノール)の併用による有用性が示唆されています。


コエンザイムQ10による男性不妊症改善作用


さて、今回の研究では、
特発性乏無力奇形精子症(idiopathic oligoasthenoteratozoospermia, OAT)に対するコエンザイムQ10サプリメントの作用が検証されました。



具体的には、

特発性OAT患者を対象に、

・1日あたり200mgのコエンザイムQ10投与群:35名、

・1日あたり400mgのコエンザイムQ10投与群:30名

の2群について、3ヶ月間の介入が行われ、

酸化関連指標(総参加能TAC、カタラーゼ、SOD活性)や精子関連機能が調べられました。


解析の結果、

コエンザイムQ10投与の両群とも

介入前に比べて、

介入後に、

精子数の有意な増加、
(8.22 ± 6.88 to 12.53 ± 8.11 million/mL, p= 0.019; 7.58 ± 5.41 to 12.33 ± 6.1 million/mL, p= 0.002, respectively),

精子運動能の有意な改善、
(16.54% ±9.26% to 22.58% ±10.15%, p=0.011; 14.22% ±12.85% to 26.1% ±14.52%, p= 0.001, respectively)
(total motility; (25.68% ± 6.41% to 29.96% ± 8.09%, p= 0.016; 23.46% ± 12.59% to 34.82% ± 14.17%, p= 0.001, respectively)

が認められました。

また、

コエンザイムQ10投与により、

TACの有意な亢進、
(p= 0.009, p= 0.001, respectively),

SOD活性の有意な亢進、
(p= 0.004, p= 0.001, respectively),

CAT活性の有意な亢進、
(p= 0.039, p= 0.024, respectively)


が認められ、
抗酸化作用が見出されました。

さらに、
抗酸化能の改善は、精液関連指標との相関が認められました。
(r = 0.36-0.76)


なお、コエンザイムQ10の用量では、

200mgよりも400mgのほうが、より顕著な指標の改善が認められています。


以上のデータから、

乏精子症に対するコエンザイムQ10の有用性が示唆されます。



男性側に原因のある不妊症の場合、精子の量や質、機能を改善するための機能性食品成分が、不妊治療において補完的に用いられています。


例えば、次のような研究があります。

男性不妊症に対する機能性食品素材としては、コエンザイムQ10の効果が報告されています。

コエンザイムQ10による男性不妊症改善作用

コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用

還元型コエンザイムQ10による乏精子症(精子無力症)改善効果

コエンザイムQ10+ビタミンEによる精子機能の改善と妊娠率向上



DHCでは、妊活サプリメントとして利用できる機能性食品成分を製品化しています。

女性向け

ビタミンD3


マカ


レスベラトロール



大豆イソフラボン



男性向け

亜鉛



マカ


還元型コエンザイムQ10



トンカットアリ


エディソン





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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