サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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亜鉛サプリメントの減量効果:メタ解析 [2019年08月29日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、亜鉛サプリメントによる体重と体組成への作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Advances in Nutrition, nmz084, 22 August 2019)



必須ミネラルの亜鉛は、普段の食生活では不足しがちです。

亜鉛は、生体の機能維持に必須なミネラルであり、不足すると、味覚障害などの症状が生じます。


学会のガイドラインでは、亜鉛は、褥瘡患者の栄養補給に推奨されています。
(2015年には、医療関係の学会のガイドラインにより、コラーゲン加水分解物が、褥瘡患者への栄養補給に推奨されました。)

また、セックスミネラルとしても知られています。


以前から、糖尿病の発症や進行に、亜鉛代謝異常が関与することが報告されています。

亜鉛は、タンパク質の構成因子や機能調節因子として重要な役割を果たしています。

糖代謝への作用としては、これまでに次のようなことがわかっています。

まず、糖尿病患者での血清亜鉛濃度の低下は、比較的軽微なことが多く、
亜鉛欠乏が糖尿病と直結することを示す報告は少ないといえます。

一方、米国での前向きコホート試験では、
82,000名の対象者で、栄養摂取状況が調査され、亜鉛摂取に応じて対象者を5群に分けて解析した結果、
亜鉛摂取が最も低い群では、最も多い群と比較して、約17%糖尿病の発症リスクが高いことが見出されました。

さらに、
肥満のブラジル人を対象とした介入研究では、

1日あたり30mgの亜鉛サプリメント摂取によってインスリン抵抗性の改善が示されています。

その他、
横断研究では、
亜鉛摂取が糖尿病やメタボリックシンドロームを減少させることも報告されています。


そこで、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

亜鉛サプリメントによる体重、体組成への作用が検証されました。


具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Scopus, ISI Web of Science, the Cochrane Library)

2018年8月までに収載されたランダム化比較試験から関連論文が検索され、


27報のRCTから、1,438名の参加者がメタ解析の対象となりました。


解析の結果、

まず、
全体の解析では、

亜鉛サプリメントによる体組成への有意な変化は検出されませんでした。


次に、サブグループ解析では、

人工透析患者(3報、154名)において、

体重の有意な増加が見出されました。
(WMD = 1.02 kg; 95% CI: 0.38, 1.65 kg; P = 0.002; I2 = 11.4%)


また、

過体重/肥満以外は健康な被験者(5報、245名)では、

体重の有意な減少が認められました。
(WMD = −0.55 kg; 95% CI: −1.06, −0.04 kg; P = 0.03; I2 = 31.5%)


用量依存性に関する検証では、

BMIに対する亜鉛サプリメントの有意な作用が見出されました。
(P = 0.001)


以上、
今回の系統的レビュー/メタ解析では、

亜鉛サプリメントの投与により、

人工透析患者では、体重の増加、

過体重/肥満の被験者では、体重減少

といった、体重の正常化の作用が示唆されます。



亜鉛は、普段の食生活では不足しがちですし、

厚生労働省の国民健康栄養調査でも、摂取不足が報告されています。

亜鉛は、ベーシックサプリメントとして摂取が必要です。


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