サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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先天奇形のハイリスク群には10倍の葉酸が有用@ジョージア [2019年09月05日(木)]
先天異常研究の専門ジャーナル(電子版)に、神経管閉鎖障害のハイリスク妊娠群に対して、葉酸サプリメントの有用性を検証した研究が、ジョージア(グルジア)のグループから報告されていました。
(Birth Defects Res. 2019 Aug 21.)


先天奇形である神経管閉鎖障害(二分脊椎症や無脳症など)に対しては、妊娠前からの葉酸サプリメント(1日あたり400㎍)による予防/リスク低減効果が知られています。


すでに、神経管閉鎖障害の患児を出産したことがあるハイリスクの妊婦に対しては、400㎍の10倍にあたる4,000㎍などの高用量が使われます。

今回の研究では、

神経管閉鎖障害の予防効果に対して、
400㎍と4,000㎍の葉酸サプリメントの作用の相違が検証されました。



具体的には、

症例対照研究である「Slone Birth Defects Study (1988-2015)」の一環として、

妊娠前後の葉酸サプリメントの用量別の投与と、神経管閉鎖障害(NTDs)との相関について、

次の4つのハイリスク群が対象となり、調べられました。

・NTDsの家族歴あり:
 45名の症例群と、119名の対照群、

・妊娠前後での抗てんかん薬服用群:
 25名の症例群と、108名の対照群、

・妊娠前からの糖尿病歴あり:
 12名の症例群と、63名の対照群

・妊娠前からの肥満あり;
 111名の症例群と、1,243名の対照群

妊婦は面談が行われ、

葉酸の介入は、

a.サプリメントのみ、

b.サプリメント+食事性葉酸

の2つでした。


解析の結果、

まず、
葉酸サプリメント投与ん群では、

非投与群に比べて、NTDsリスクを有意に低下させました。


非摂取群に比べて、

NTDs家族歴を有する群では67%リスク低下、
(ORs were 0.33 [95% CI 0.13, 0.76])

抗てんかん薬服用群では69%のリスク低下、
(0.31 [0.09, 0.95])

糖尿病群では75%のリスク低下、
(0.25 [0.04, 1.05])

肥満群では35%のリスク低下、
(0.65 [0.40, 1.04])

という相関でした。


葉酸の総摂取量が増加すると、

神経管閉鎖障害のリスクが低下するという用量依存性も見出されました。


その他、

先行する妊娠で神経管閉鎖障害の妊娠歴を有する妊婦では、

4000㎍の葉酸サプリメントの摂取者はいませんでした。


以上のデータから、


論文著者らは、

妊娠可能な女性は、少なくとも1日あたり400㎍の葉酸サプリメントを摂取するべきであること、

神経管閉鎖障害のハイリスク群の妊婦では、高用量の葉酸サプリメントが有用であること

を考察しています。



妊娠初期の葉酸不足は、胎児の先天奇形を生じることから、

妊娠を考える女性では、葉酸サプリメントの摂取が必須です。

また、葉酸不足や高ホモシステイン血症は、先天奇形だけではなく、不育症、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、常位胎盤早期剥離、早産のリスクを高めることもわかっています。


DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート








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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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