サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ウコンによる高血圧改善作用:系統的レビュー/メタ解析 [2019年10月29日(火)]
今月の生薬学の専門ジャーナルに、ウコンによる高血圧改善作用を示した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Pharmacol Res. 2019 Oct 21:104505.)


日本では、4000万人以上が高血圧と推計されています。

高血圧は、心臓病や脳卒中、慢性腎臓病、認知症のリスクとなることから、改善が必要です。



ウコンには有効成分としてクルクミンが存在し、抗酸化作用や抗炎症作用を示します。

これまでの多くの研究により、生活習慣病や難治性疾患への有用性が示唆されてきました。


さて、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ウコン(ターメリック)/クルクミンによる血圧への作用が検証されました。


具体的には、主要医学データベースを用いて、
(Medline, Embase, Scopus, ISI Web of Science, Google Scholar, Cochrane library)

2019年5月までの収載論文から、
クルクミン/ウコンを投与し、収縮期血圧/拡張期血圧への作用を調べたランダム化比較試験が検索され、

11報から、734名の被験者データがメタ解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

まず、
全体の解析では、

クルクミン/ウコン投与による収縮期血圧(-0.69 mmHg; 95% CI: -2.01, 0.64; I2 = 18%) や拡張期血圧 (0.28 mmHg; 95% CI: -1.12, 1.68; I2 = 53%)のいずれでも有意な変化は見られませんでした。

次に、

層別解析では、

12週間以上のクルクミン/ウコンサプリメント投与群において、

収縮期血圧の有意な低下(改善)が見出されました。
(-1.24 mmHg; 95% CI: -2.26, -0.22; I2 = 0%)

なお、拡張期血圧では有意差は検出されませんでした。
(0.29 mmHg; 95% CI: -0.65, 1.22; I2 = 1%)

以上のメタ解析から、

クルクミン/ウコンによる高血圧への好影響が示唆されます。


クルクミン/ウコンは、抗炎症作用があるため、慢性炎症による動脈硬化を抑えることで、高血圧の予防や改善にも有用と考えられます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。


先行研究では、ウコンのクルクミンによる生活習慣病の改善など多彩な作用が示されています。




クルクミンによる耐糖能異常での血糖低下作用:メタ解析



ウコン/クルクミンによる脂質代謝改善:メタ解析



ウコン/クルクミンのレプチンへの作用:メタ解析




クルクミンによるアディポネクチンとレプチンへの働き@メタボリック症候群


クルクミンサプリメントによる抗炎症・抗酸化作用@過体重




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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