サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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葉酸の低値は双極性障害のリスク:系統的レビュー/メタ解析 [2019年10月31日(木)]
今月の精神医学の専門ジャーナルに、葉酸の血中濃度と、双極性障害リスクとの関連を検証した系統的レビュー/メタ解析が、台湾のグループから報告されていました。
(BMC Psychiatry. 2019 Oct 22;19(1):305.)


双極性障害は、主要な精神疾患の一つです。

原因は明確ではありませんが、臨床栄養学の分野では、オメガ3系脂肪酸(EPAやDHA)、ビタミンB群は、脳神経の働きに必須であることから、双極性障害でもこれらの成分は重要と考えられます。


今回の系統的レビュー/メタ解析では、

双極性障害患者での葉酸の血中濃度が調べられました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase, ScienceDirect, ClinicalKey, Cochrane Library, ProQuest, Web of Science, and ClinicalTrials.gov)


2018年12月21日までに収載された論文から関連論文が検索され、

6報から、

双極性障害患者481名、

対照群760名

のデータが解析の対象となりました。


メタ解析の結果、

血中葉酸値は、

正常対照群に比べて、

双極性障害患者群では、

有意に低値でした。

(Hedges' g = - 0.211, 95%CI = - 0.391 to - 0.031, p = 0.021).


以上、今回の系統的レビュー/メタ解析から、

双極性障害患者では、血中の葉酸低値/葉酸の摂取不足があると考えられます。




葉酸はビタミンB群の一つです。

成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。


葉酸サプリメントの投与によって、血中ホモシステイン値が低下し、

ホモシステインによる血管内皮障害が抑制されることで、

動脈硬化性疾患のリスクが低下すると考えられます。


実際、これまでの観察研究や疫学研究において、
血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。



葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する

葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


葉酸 30日分

葉酸1日1粒あたり、葉酸400μg、ビタミンB2 1.3mg、ビタミンB6 1.7mg、ビタミンB12 2.5μg
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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



ビタミンMが認知症と脳卒中を防ぐ!―日本人が知らない健康長寿のための葉酸の効果

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