サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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妊娠中の抗てんかん薬暴露が子供の言語能力を低下させる [2019年12月11日(水)]
今月の神経学の専門ジャーナル(電子版)に、妊娠中の抗てんかん薬暴露による子供の言語能力への影響、およびそれに対する葉酸サプリメントの有用性を示した疫学研究が、ノルウェイのグループ(University of Bergen)から報告されていました。
(Eur J Neurol. 2019 Dec 8.)


抗てんかん薬服用中の妊娠可能な女性では、

葉酸サプリメントの摂取が必須です。



今回の研究では、

妊娠中の抗てんかん薬暴露の妊婦の子供において、

5歳と8歳での言語能力との関連が検証されました。


具体的には、

てんかんの有無に係りなく、

1999年から2008年の間に、

ノルウェイの母子コホート研究に登録された母子を対象に、

母親のてんかん診断、

妊娠中の抗てんかん薬服用、

5歳と8歳の子供の言語能力に関する情報が調べられ、

妊娠17〜19週および臍帯の抗てんかん薬濃度が測定されました。


研究対象には、

てんかんの母親の子供で、

・抗てんかん薬暴露の346名、

および

・暴露がなかった388名

また、

・てんかんのない母親の子供113,674名が含まれていました。


抗てんかん薬暴露の母親からの子供で、

5歳時点での117名、

8歳時点での121名がアンケートに回答しています。


解析の結果、

てんかんのない母親の子供と比べて、

抗てんかん薬暴露の子供では、

言語障害の調整オッズ比(aOR)は、

5歳で1.6(CI 1.1-2.5、p = 0.03)、

8歳で2.0(CI 1.4-3.0、p <0.001)でした。


特に、

カルバマゼピン単剤療法に曝露した小児は、

8歳の対照小児と比較して、

言語障害のリスクが3.8倍に増加していました。
(aOR 3.8、CI 1.6-9.0、p = 0.002)

また、母親のバルプロ酸濃度が高いほど

5歳の言語障害が高率という相関が見出されました
(aOR 3.8, CI 1.6-9.0, p=0.002)


これに対して、

妊娠前後での葉酸サプリメントの服用は、

妊娠中/子宮内での抗てんかん薬暴露による子供の言語障害リスクを抑制する作用が見出されました。



以上のデータから、

妊娠中の抗てんかん薬の服用による子宮内の胎児の抗てんかん薬暴露は、

子供の言語障害のリスク増加と相関すること、

ペリコンセプションケアでの葉酸サプリメントの服用が、そのリスクを低下させること、が示唆されます。




葉酸サプリメントは、

・妊娠1ヵ月以上前から、400&#13197;摂取する、

・二分脊椎症の既往や遺伝素因がある場合には、高用量の葉酸サプリメント(5000&#13197;)を摂取する、

・抗てんかん薬の服用中は高用量の葉酸サプリメント(5000&#13197;)を摂取する

・低出生体重児のリスク低減には(DNAメチル化の供与体でもある)葉酸サプリメントを摂取する、

などの効果が知られています。

したがって、妊娠を考えるのであればまずは葉酸サプリメントはプレコンセプションケアとして必須です。




葉酸は、妊娠前からの摂取による神経管閉鎖障害の予防だけではなく、妊娠期間中の摂取により、早産リスク低下作用、低出生体重児のリスク低下、妊娠中毒症のリスク低下、自閉症リスク低下といった働きが示されています。

この作用機序として、葉酸によるDNAのメチル化によるメカニズムが考えられています。

葉酸は、、DNAへのメチル化供与体となるビタミンであり、母体の低栄養や葉酸不測では、胎児への供給が不足し,これにより胎児のDNAのメチル化修飾が低下します。その結果、例えば、脂質代謝関連遺伝子PPARのメチル化修飾が低
下してその発現が異常に上昇し,これにより少量の栄養でも生き延びられるエネルギー倹約体質が獲得されるといった、葉酸が関与するエピジェネティックな変化に基づく体質変化のメカニズムが分かってきました。



DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

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健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます



DHC葉酸サプリメントは、マーケットシェア第1位であり、
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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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