サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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葉酸サプリメントが早産リスクを低減:メタ解析 [2019年12月23日(月)]
神経学研究の専門ジャーナルに、葉酸サプリメントによる早産リスク低下作用を示したメタ解析が報告されていました。
(Front Neurosci. 2019 Nov 28;13:1284)


現在、日本では、低出生体重児の出生率の上昇が続いており、10%近くが該当します。

OECD加盟国の中では最も高率です。


理由としては、

母体の低栄養、痩せ過ぎ女性の問題、

不妊治療が増えて多胎児が増加し妊娠期間の継続が困難となり早産が増加、

妊娠分娩管理の改善や周産期医療体制の整備が進んだことで、22週以降の超低出生体重児が積極的に入院管理されるようになったことなど

があげられます。

(なお、超低出生体重児の場合、重度の発育遅滞が20%と高率であり、問題となります。)

葉酸は、核酸合成に必須であり、かつ、エピジェネティックな変化においてメチル基の供与体となることから、葉酸不足は、子宮内発育遅延、低出生体重児の原因となります。


先行研究では、葉酸サプリメントによる早産の予防/リスク低下作用が示唆されています。



今回のメタ解析では、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed / MEDLINE、Google Scholar、Web of Science、およびCochrane Libraryデータベース)
2018年10月20日までに収載された論文が対象となり、


葉酸濃度に関する10報(前向きコホート研究6報、症例対照研究4報)

葉酸サプリメントによるコホート研究13報、

食事性葉酸の摂取に関するコホート研究4報

が解析の対象となりました。


解析の結果、

母体の葉酸値が高いと、早産のリスクが28%有意に減少という相関が見出されました。
(OR 0.72、95%CI 0.56-0.93)


また、
葉酸サプリメントは、早産リスクを10%低下させました。
(OR 0.90、95%CI 0.85-0.95)。



さらに、
食事性葉酸の摂取と早産のリスクとの間に有意な負の関連性が観察されましたが(OR 0.68、95%CI 0.55-0.84)、

食事性葉酸と自然早産のリスクとの間に有意な関係は見られませんでした(OR 0.89 、95%CI 0.57-1.41)。



サブ解析では、

妊娠後期の母体の葉酸レベルが高いほど、早産のリスクが低くなりました(OR 0.58、95%CI 0.36-0.94)。


また、妊娠前に葉酸サプリメントを早期に摂取開始することで、

早産リスクを11%低下させました。


以上、今回のメタ解析から、

母体の葉酸値が高いほど、

また、

葉酸サプリメントの摂取により、

早産リスクの有意な低下作用が示唆されます。



妊娠初期の葉酸不足は、胎児の先天奇形を生じることから、

妊娠を考える女性では、葉酸サプリメントの摂取が必須です。

また、葉酸不足や高ホモシステイン血症は、先天奇形だけではなく、不育症、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、常位胎盤早期剥離、早産のリスクを高めることもわかっています。


DHCは、
健やか親子21(第2次)の応援メンバーとして参画し、

葉酸サプリメントの啓発と頒布を行っています。

【株式会社ディーエイチシー】
健やかな妊娠と出産のために、 葉酸サプリメントの啓発に取り組んでいます




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妊娠を考える女性では、胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすために、合成の葉酸サプリメントの摂取が推奨されています。

また、食事由来の葉酸は不安定であり、吸収率が50%と低いので、合成の葉酸サプリメントの摂取が、厚生労働省により推奨されています。


葉酸サプリメントは、
妊娠の4週間前から妊娠12週までの摂取が薦められていますので、
妊娠がわかってからではなく、妊娠を考えている女性はすべて摂取、となります。
(葉酸サプリメントを1日400マイクログラム)

(日本では母子手帳に葉酸サプリメントの必要性が記載されていますが、そのタイミングでは本来の意図からは遅すぎます。)


エコチル調査に関しては、次の報告があります。

日本での神経管閉鎖障害(二分脊椎症など)の発症率:エコチル調査

葉酸サプリメントを適切に摂取している妊婦はわずか8%!@エコチル調査アップデート




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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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