サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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1型糖尿病に対するレスベラトロールの安全性と有用性 [2020年01月23日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、1型糖尿病に対するレスベラトロールの安全性と有用性を検証した臨床研究が、イランとカナダのグループから報告されていました。
(Nutrients. 2020 Jan 6;12(1).)


レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。


最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。


先行研究では、レスベラトロールによる糖尿病への作用に関して、次の報告があります。


非感染性疾患に対するレスベラトロールの有用性:メタ解析



レスベラトロールによる糖尿病予防 


レスベラトロールが神経活動と血液循環を改善する@2型糖尿病



歯周病を有する2型糖尿病でのレスベラトロールの有用性




さて、今回の研究では、

1型糖尿病に対するレスベラトロールの安全性と有用性が検証されました。

具体的には、

1型糖尿病の男女の患者13名を対象に、

レスベラトロール(1,000 mg、分2)が60日間投与され、

介入前、30日、60日の時点で、糖代謝関連指標などが測定されました。


解析の結果、

60日間のレスベラトロール投与により、

介入前に比べて、

介入後では、

空腹時血糖値およびHbA1cの有意な低下が見出されました。


また、

レスベラトロール投与により、

酸化ストレスマーカー、MDAの有意な減少、

総抗酸化能の有意な上昇も見出されました。


なお、
インスリン値、HOMA-IR、HOMA-β、肝機能および腎機能、炎症マーカーでは有意な変化は見出されませんでした。


以上のデータから、

1型糖尿病患者において、

60日間のレスベラトロールの投与による糖代謝改善作用および抗酸化作用が示唆されます。


今後、ランダム化比較試験などによる臨床的意義の検証が期待される分野です。


なお、糖尿病の予防や改善に対しては、

地中海食の食材バランスをベースにした緩やかな糖質制限食・低炭水化物食が最も適切であり、有効です。

サプリメントについては、ビタミンD、オメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)が推奨できます。


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