サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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認知症のリスク低減に必要な運動 [2020年01月29日(水)]
これまでの多くの研究により、

運動が認知症リスクを低下させることが示されています。


作用機序としては、運動により、

神経伝達物質であるアセチルコリンが増加し、海馬が刺激されること、

脳由来神経栄養因子(BDNF)の産生が促進されること

などが考えられています。

認知症のリスク低減のための運動としては、1週間に90分、軽めの運動でも効果があることが示されています。

例えば、2004年に、米国医師会誌JAMAに掲載された論文では、高齢女性において、歩行と認知機能との関連が、米国のグループ(Harvard School of Public Health)から報告されていました。
(JAMA. 2004 Sep 22;292(12):1454-61.)


この研究では、

高齢者での身体活動が認知機能を維持するのに有用であるという説の検証のために、

ウォーキングを含む長期間の習慣的な身体活動と、認知機能との関連が検証されました。


具体的には、

米国において、
70歳から81歳の女性18 766名を対象に、

1986年の登録時の運動習慣の調査から

1995年から2001年にかけての認知機能検査により相関が調べられました。


解析の結果、

身体活動レベルが高いほど、
認知機能指標が良好であるという相関が見出されました。


身体活動が5分位で、
最低群に比べて、
最高群では、

認知障害リスクが20%有意に低い、という結果でした。


1週間あたり少なくとも90分間、簡単なペースで歩くのと同等の運動習慣を有している女性では、

平均グローバルスコアは、40分/週未満の歩行と比較して、

0.06から0.07単位、有意に高値でした。
(P <= .003)


また、より活動的な女性、

特にエネルギー消費量の上位5分位の女性の間では、

認知機能の低下が少ないことも見出されました。

さらに、
4番目と5番目の五分位の女性は、

最低群の女性よりも、

優れた認知機能スコア(グローバルスコア)を示しました。


0.05(95%信頼区間、0.02-0.10)および0.06(95%信頼区間、0.02-0.11)標準単位が最低五分位の女性よりも優れたグローバルスコアの平均変化を示しました。

以上のデータから、

高齢女性において、


1週間あたり90分程度の歩行を含む運動習慣は、認知機能の低下を抑制することが示唆されます。



認知症予防には、
地中海食、
運動、
生活習慣病の有病者では、該当疾患の改善、
社会参加
が大切です。

また、最近の研究では、フレイルがあると、認知症リスクが高まることもわかっています。



フレイルは、高齢による虚弱に近い概念ですが、
身体的な機能の低下だけではなく、社会的、精神的な活力/機能の低下も含む概念です。

フレイルは、
「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」
と定義されます。

もともとは、老年医学の分野で使われる「Frailty(フレイルティ)」に対する日本語訳です。
「Frailty」を訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになりますが、介入による可逆性を示すために、あえてカタカナのフレイルという表現が使われています。

先行研究では、次の報告があります。

フレイルは認知症リスクを高める@イタリア

フレイル予防にはビタミンDサプリメントが有用:系統的レビュー



高齢者では、ビタミンDの不足や欠乏が高率に認められ、フレイルやプレフレイルのリスクとなります。

このフレイルのリスク状態を改善するには、食事摂取基準に示されたビタミンD (800 IU/day)よりも多くの量を摂取する必要があります。


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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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