サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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5μmol/Lのホモシステインの上昇は20 mg/dLのコレステロール上昇に匹敵する冠動脈疾患リスク:メタ解析 [2020年01月30日(木)]
米国医師会誌に、5μmol/Lのホモシステインの上昇は、20 mg/dLのコレステロール上昇に匹敵する冠動脈疾患リスクであることを示したメタ解析が、米国のグループ(University of Washington)から報告されていました。
(JAMA. 1995;274:1049-1057)


血中ホモシステイン値の高値は、動脈硬化性疾患のリスクです。

コレステロール値は、健康診断や一般的な血液検査データの項目で調べられますが、
ホモシステイン値は、通常の血液検査項目には含まれていません。

高ホモシステイン血症が、認知症や脳卒中(脳梗塞)のリスクであることは確立しています。


さて、今回の研究では、

動脈硬化性疾患に対する血中総ホモシステイン値の上昇によるリスク、葉酸による総ホモシステイン値の減少効果の推計、葉酸摂取量の増加による冠動脈疾患死亡率の潜在的な減少効果が検証されました。


具体的には、

主要医学データベース(Medline)を用いて、

ホモシステイン値と動脈硬化性の血管疾患の関連を調べた27報、

合成葉酸投与による総ホモシステイン値への作用を調べた11報が解析の対象となりました。



冠動脈疾患、脳血管疾患、および末梢動脈血管疾患を調べた研究が選択され、

前向き研究3報、症例対照研究6報が、質の高い研究とされました。

また、その他の横断研究5報、症例対照研究13報も調べられました。


解析の結果、

まず、

総ホモシステイン値の上昇は、

動脈硬化性血管疾患の独立した危険因子であることが見出されました。


また、
5μmol/ Lの総ホモシステイン値の増加によって、

冠動脈疾患は、

男性では1.6倍、
(OR1.6, 95%Cl、1.4〜1.7)、

女性では1.8倍
(OR1.8, 95%Cl、1.3〜1.9)

に上昇していました。


冠動脈疾患リスクの10%は、総ホモシステイン値に起因することも見出されました。


次に、

5μmol/ Lの総ホモシステイン値の増加は、

脳血管疾患のリスクが1.5倍という相関が見出されました。
(95%Cl、1.3〜1.9)


末梢動脈疾患のリスクでも、強い関連性が見出されました。


葉酸摂取量の増加(約200μg/ d)は、

総ホモシステイン値を約4μmol/ L減少させました。


より低い総ホモシステイン値が冠動脈疾患死亡率を低下させると仮定して、
(1)食事性葉酸の増加、
(2)サプリメント錠剤による摂取、
(3)穀物強化

の効果が検証された結果、

さまざまな仮定の下で、

年間13 500〜50 000例の冠動脈疾患の死亡が予防できる、と推計されました。

食料への葉酸強化が最大の影響を及ぼすとされました。


以上のメタ解析データから、

総ホモシステイン値の5μmol/ Lの増加は、

総コレステロールが0.5 mmol / L(20 mg / dL)増加するのに匹敵するほどの冠動脈疾患リスクを上昇させること、

また、

葉酸摂取による総ホモシステイン値の低下は、

動脈硬化性血管疾患の予防効果を持たすことが見出されました。


なお、葉酸によるコバラミン(ビタミンB12)欠乏のマスキングに関する懸念は、葉酸サプリメントに1 mgのコバラミンを追加することで軽減できます。





血中ホモシステイン値が低いと、脳卒中や心血管疾患の発症率が低いことが示されています。


葉酸サプリメントで脳卒中が10%低下、心臓病が4%低下:メタ解析


葉酸サプリメントはACE阻害剤との併用で脳卒中を31%低減する


葉酸の摂取が多いと認知症が半減:フランスでの研究


また、

葉酸サプリメントによる認知症への作用を検討した研究もあります。

例えば、


葉酸サプリメントが軽度認知障害(MCI)を改善する 


葉酸サプリメントによる認知機能改善効果
といった報告があります。

今回の研究に関連した別のサブ解析も知られています。

葉酸が網膜アテローム性動脈硬化症リスクを予防@糖尿病合併高血圧症患者



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葉酸は、食品にも含まれますが、プテロイルポリグルタミン酸という形であり、利用効率は50%です。

一方、サプリメントに利用されている合成された葉酸は、プテロイルモノグルタミン酸であり、生体での利用効率が85%と高いことが特徴です。


葉酸サプリメントの利用は、中高年の動脈硬化予防の点からも推奨されます。


日本での食事摂取基準では、葉酸は、240㎍の摂取が推奨されています。
一方、葉酸代謝にかかわる遺伝子変異により、約16%の日本人では、多めの葉酸摂取が必要です。

そこで、天然型よりも安定して吸収率が高い合成型の葉酸サプリメントを400マイクログラムの摂取が推奨されます。


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