サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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紅麹はロバスタチンに比べて糖尿病リスクが低下:リアルワールドエビデンス@台湾 [2020年02月23日(日)]
糖尿病代謝学の専門ジャーナルに、紅麹サプリメント投与群では、スタチン剤のロバスタチン投与群に比べて、糖尿病発症リスクが低いという後ろ向きコホート研究が、台湾のグループ(Taipei Medical University)から報告されていました。
(Diabetes Metab Syndr Obes. 2020 Jan 9;13:89-98.)


今回の研究では、

スタチン服用群と、紅麹サプリメント摂取群との間での糖尿病リスクに関する比較が行われました。


具体的には、

後ろ向きコホート研究として、

リアルワールドでのデータベースである台湾国民健康保険のデータを用いて、

2010年から2014年の間に、紅麹の摂取を開始した20歳以上の34,504名を対象に、

同時期にロバスタチンの投与を開始した、年齢と性別の一致した対照群34,504名について、比較が行われています。

両群とも、紅麹あるいはロバスタチン投与の開始時には、糖尿病は有していませんでした。

糖尿病の発症については、

2000年から2015年の間の医療記録から調べられています。

解析の結果、

糖尿病発症率は、

100患者年あたり、

紅麹コホート群では1.01、

ロバスタチンコホート群では2.59

でした。
(P < 0.0001)


ロバスタチン投与群に比べて、

紅麹投与群では、

糖尿病の発症率は、

54%低いことが見出されました。
(HR;0.46, 95% CI 0.43-0.50)


糖尿病リスク低下と、紅麹摂取との相関は、

さまざまなサブグループ解析でも有意でした。


また、

紅麹による糖尿病発症リスク低下には、用量依存的な相関が認められました。


以上、今回のリアルワールドエビデンスとしての大規模コホート研究から、

紅麹摂取群では、

ロバスタチン投与群に比べて、

糖尿病発症リスクが有意に低いことが示唆されます。


今後、介入研究による臨床的意義の検証が期待される分野です。



脂質異常症・高脂血症対策のサプリメントの定番は、紅麹です。


DHC濃縮紅麹では、4週間の投与で、総コレステロール値の低下、LDLコレステロール値の低下といった作用が見出されています。

(DHC紅麹濃縮エキス末180mgには、モナコリンKが2.7mg含まれています。)



紅麹の安全性と有効性は、メタ解析でも確認されています。

紅麹による脂質代謝改善作用@メタ解析



医薬品では、スタチン剤が広く処方されますが、スタチン剤は内在性コエンザイムQ10濃度を下げてしまうため、スタチン剤服用中にはコエンザイムQ10サプリメントの摂取が必須となります。

最近では、下記の研究が報告されています。



コエンザイムQ10によるスタチン剤の副作用症状抑制効果



スタチンによる心筋障害はコエンザイムQ10で改善する




スタチン不耐症の脂質異常症患者に対して、紅麹投与による脂質代謝改善作用を示したランダム化比較試験も知られています。

(なお、スタチンおよび紅麹のいずれも、コエンザイムQ10との併用が有用です。)




コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。




還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。


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地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。


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