今月の栄養学の専門ジャーナルに、2型糖尿病に対する炭水化物制限食の効果を示した総説(メタ分析)が報告されていました。
(J Am Diet Assoc. 2008 Jan;108(1):91-100.)
近年の研究によって、炭水化物制限食(ローカーボなどの低炭水化物食)による肥満改善(減量)効果が多数示されてきました。
今回の論文では、2型糖尿病患者を対象に行われた炭水化物制限食/ローカーボダイエットについて、検証されています。
1980年から2006年4月の間に発表された13報のデータを解析した結果、炭水化物制限食は、2型糖尿病患者において、ヘモグロビンA1c、空腹時血糖、中性脂肪を改善する働きが認められました。
なお、炭水化物制限の割合は、13報の試験それぞれにおいて幅がありますが、エネルギー比では20〜40%の間に設定されたものが多くなっています。
ただし、炭水化物エネルギー比を10%以下に制限した試験も含まれていました。
肥満および糖尿病に対して、炭水化物制限食の効果を示す科学的根拠が構築されつつあります。
(特に、単純炭水化物の制限が重要です。)
今後、日本人を対象にした臨床研究が期待される分野です。
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