生薬学の専門ジャーナルに、紅景天(こうけいてん、和名:イワベンケイ、学名:
Rhodiola rosea)の含有成分に関する基礎研究が米国のグループから報告されていました。
(
Planta Med 2008; 74: 178-181)
紅景天は、アダプトゲンとして知られており、抗ストレス作用や抗疲労作用の訴求が行われています。
今回の研究では、紅景天の根が解析の対象とされ、フェニルアルカロイド類やモノテルペン類など17種類の成分が見出され、化学構造が確認されました。
代表的な成分は、Rhodiolosideやsalidrosideです。
特に、新規成分として、Rhodioloside Fが同定されています。
紅景天はアダプトゲンであり、複数の成分によるシナジーが効能効果をもたらすと考えられます。
今後、作用機序の解明に向けた研究の進展が期待される分野です。
是非、肺気腫と紅景天の関係を先生の方からお教え下さいませんでしょうか。
お願いいたします。