サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ココアによる認知機能改善作用 [2008年08月19日(火)]
カカオポリフェノールによる認知機能改善作用を示したヒト臨床研究が、オーストラリアのグループから報告されていました。
(Pl Med 74;929:2008,SL91)


ココアやチョコレートには、カカオ由来のポリフェノールが含まれており、抗酸化作用による健康増進・疾病予防効果が示されています。

これまでの研究では、カカオポリフェノールによる血流改善作用や血管拡張作用が知られています。

血流改善作用を有するハーブでは認知機能改善作用が示唆されていることから、同様の働きがカカオポリフェノールにも認められるかどうか、検討されました。


今回の研究では、健康な成人30名を対象に、520mgあるいは993mgのフラボノイド、あるいは対照を含むココア飲料が投与され、その前後において、RVIPやSTAIといった指標が測定されています。

(二重盲検ランダム化偽薬対照クロスオーバー法による単回投与での検討です。)


その結果、カカオ由来のフラボノイド(ポリフェノール)投与群では、認知機能や精神疲労、不安に関する指標において改善(あるいは低下の抑制)が認められました。

測定された一連の指標では、520mgの投与において十分な効果が示されたということです。



以上のデータから、カカオポリフェノールによる認知機能改善作用が示唆されます。






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コメント
営業マン時代、夜中に頭を覚醒させるために板チョコをかじりながら企画書と格闘していました。
身体が欲するというのでしょうか?頭はスッキリして仕事がはかどりましたが、ウェストはすっかりメタボになりました。
Posted by:インナーマッスル  at 2008年08月20日(水) 15:48


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