栄養学の専門ジャーナルに、ダークチョコレートの臨床的な効果を検証した総説が、米国のグループから報告されていました。
(
Nutr Rev. 2008 Nov;66(11):630-41.)
カカオポリフェノールの含有量が多いダークチョコレートは、血管機能改善や高血圧改善といった機能性を有しており、多くの臨床研究も報告されています。
カカオ(学名
Theobroma cacao)には、各種のフラボノールが存在し、抗酸化作用などの働きも示されてきました。
今回の総説では、医学的なメリットとなる機能性や栄養学的な視点から、カカオ関連商品の機能性について、チョコレート製品やココアの働きが解析されています。
カカオの効果は、フラボノイド類に依存しますので、チョコレートを用いた臨床研究ではダークチョコレートが用いられます。
また、フラボノイド類を高濃度に含むココアでは、糖類の摂取が多くならないように調整が行われます。
これまでの臨床研究や複数の総説によると、カカオポリフェノールやダークチョコレートの機能性(健康増進効果)は間違いないと考えられます。
(ただし、カカオ含有製品では、糖質などエネルギーの摂りすぎには注意が必要です。)
DHCでは、カカオポリフェノールを豊富に含む「
カカオ種子エキス」を製品化しています。
その他、チョコレート関連製品では、「
チョコレートフォンデュ」もあります。